日本最北の世界遺産!知床で絶対訪れたい観光スポット19選
2005年に北海道唯一のユネスコ世界遺産に登録された知床は、世界中から観光客が訪れる主要な旅行先となっています。日本最後の偉大なフロンティアの一つとして知られるこの手付かずの大自然には、息を呑むような自然景観と、他では見られない独特の生態系が存在します。険しい地形、多様な野生生物、手付かずの美しさを持つ知床は、自然愛好家や探検家にとって忘れられない冒険を提供します。このガイドでは、知床の雄大な自然を満喫できる必見の観光スポット19選をご紹介します。知床を訪れれば、きっとあなたの心の奥底にある何かが目覚める、他では味わえない体験ができるでしょう。
1. 空への道 / 名もなき天文台
国道334号線を知床半島のウトロから斜里方面へ向かう場合、峰浜で左折し、約2.5km先で右折します。そこには、地平線まで続く、息を呑むような長い直線道路「空への道」があなたを迎えてくれます。遮るもののない広大な大自然の中を約18km続く、まるで空へと続く道!
訪れるのに最適な時期は 9 月下旬から 10 月上旬で、夕日が道路と完璧に一致し、息を呑むほどロマンチックな景色を作り出します。北海道で絶景ドライブやフォトジェニックな旅行スポットをお探しの方は必見です。
名称:空への道 / 名もなき天文台
住所:北海道斜里郡斜里町峰浜
2. 知床五湖

知床の定番観光スポットといえば、知床八景のひとつ「知床五湖」は外せません!知床国立公園内に隠されたこれら 5 つの原始湖は、手つかずの森と豊富な野生生物に囲まれており、自然愛好家や写真家にとっての楽園となっています。
この地域には年間約 50 万人の観光客が訪れ、2 つの美しいルートが提供されています。
・一湖へ続く高架木道は、絶景を眺めながらの気軽な散歩に最適。
・地上の自然遊歩道では、訪問者は 5 つの湖すべてを探索できますが、安全性と保護を確保するためにクマの活動シーズンにはガイド付きツアーが必要です。
知床の自然美を満喫するには、ルールを守り、環境を尊重する必要があります。冒険を求める人も自然愛好家も、知床五湖は北海道で必見の場所です。
3. Shiretoko Pass

知床峠は斜里町ウトロと羅臼町の間にある標高738メートルの風光明媚な峠です。山頂には駐車場があるため、バイクや観光バスで訪れる観光客にも人気の場所です。山頂の展望台からは、緑豊かなドワーフ松林や羅臼岳、晴れた日には北方領土の国後島まで見渡せる大パノラマが楽しめます。夜になると、この峠は星空観察者の楽園に変わり、その見事な夜空で天文愛好家を魅了します。興味深いことに、夏でも知床峠には残雪が残っているのが見えることもあります。
Name: Shiretoko Pass
住所:北海道斜里郡斜里町遠音別
4. Shiretoko Iouzan (Shiretoko Iozan – Sulfur Mountain)

知床半島の知床国立公園内に位置する知床硫黄山は、知床山系唯一の活火山です。度重なる噴火によって形成されたこの印象的な自然のランドマークには、火山活動の痕跡が残る険しい不毛の地形が特徴です。登りながら、カムイワッカの滝、緑豊かなミズナラの森、オホーツク海の広大な地平線など、息を呑むような景色をお楽しみください。標高 1,562 メートルの頂上に到達すると、特に珍しい知床スミレが咲く春には、比類のない景色がハイカーに与えられます。ただし、登山者はハイキングを試みる前に事前の許可を得る必要があります。また、適切な装備を身に着け、体調を整え、ヒグマとの遭遇に備えて十分な準備をすることも重要です。
Name: Shiretoko Iouzan (Shiretoko Sulfur Mountain)
住所:北海道斜里郡斜里町遠音別
5. Shiretoko Cape

知床半島の先端にある知床岬は保護区に指定されており、立ち入ることはできません。しかし、知床岬を満喫するにはウトロ港からの遊覧船に参加するのが一番です。デッキからは、サケを狙うヒグマの息をのむような光景や、崖から流れ落ちる滝、手付かずの自然の風景の中にあるゴツゴツとした岩層などを眺めることができます。
陸上での冒険を好む人には、原生林を通って知床岬を遠くから眺められる絶景ポイントまで連れて行くガイド付きツアーがあります。あるいは、海岸沿いのトレッキング コースを選択することもできます。このコースでは、岩だらけの海岸線に沿って岬に向かって歩きながら、より臨場感あふれる体験をお楽しみいただけます。
Name: Shiretoko Cape (知床岬)
住所:北海道斜里郡斜里町遠音別村岩尾別
6. カムイワッカ湯の滝

知床を代表する秘湯の一つ「カムイワッカ湯の滝」は、近くにある知床硫黄山火山の地熱活動により、温泉川と滝が流れる珍しい自然の驚異です。
入り口から約100メートル上流に進むと、一の滝(一の滝)があり、天然温水プールを楽しむ多くの観光客が訪れる人気の入浴スポットです。深い盆地で、独特の自然の岩石に囲まれながら、心ゆくまでリラックスできます。
ただし、強酸性のお湯なので、肌の弱い人は注意が必要です。また、川床は非常に滑りやすいので、安全のために適切な履物を着用することを強くお勧めします。
Name: Kamuiwakka Hot Falls (カムイワッカ湯の滝)
住所:北海道斜里郡斜里町
7. フレペの滝

フレペの滝は、知床連山からの地下水が高さ100メートルの断崖を通って流れ落ちる、息を呑むような自然の名所です。一般的な川から流れ出る滝とは異なり、この独特の光景は涙のように見えるため、「乙女の涙」という詩的な名前が付けられています。
フレペの滝までは、知床自然センターから美しい景色を楽しみながら自然遊歩道を 20 分ほど歩く必要があります。道中、そびえ立つエゾヤマザクラや開拓集落の名残、エゾシカが自由に歩き回る草原など、知床の素晴らしい風景を眺めることができます。冬の間、滝は凍って壮大な氷瀑となり、幻想的な白い景色を作り出します。夏でも冬でも、フレペの滝は、探索する価値のある絵のように美しい体験を提供します。
名前: フレペの滝
Address: Iwaobetsu, Onnebetsu-mura, Shari-cho, Shari District, Hokkaido, Japan
公式・関連サイト:https://www.visit-hokkaido.jp/spot/detail_10411.html
8. オロンコ岩

オロンコ岩は、北海道斜里町のウトロ港近くにある巨大な自然のランドマークです。高さ 60 メートルという驚異的な高さに立っており、頂上に到達するには約 170 段の急な階段を登る必要があります。頂上に到着すると、オホーツク海、ウトロの街、知床連山などの息を呑むような大パノラマが待っています。オロンコ岩はその絶景から知床八景の一つに認定されています。
オロンコ岩への訪問は、オホーツク海に沈む魅惑的な夕日を目撃せずには終わりません。知床半島を周遊する遊覧船の乗船場からも近く、出発までの待ち時間に立ち寄るのに最適です。
名前:オロンコ岩
Address: Utoro Higashi, Shari-cho, Shari District, Hokkaido, Japan
公式・関連サイト:https://www.shiretoko.asia/detail/scenic/oronkoiwa
9. 夕日台

知床八景の一つである夕飛台は、美しい夕日が楽しめる人気の観光スポットです。知床国営キャンプ場の海側に位置し、オホーツク海やウトロ港を一望できます。海に沈む夕日が海面を紅く染める光景はまさに必見です。冬には、海面を覆う流氷が夕日を受けて黄金色に輝く幻想的な光景も見られます。
名前:ゆうひだい
Address: Utoro Kagawa, Shari Town, Shari District, Hokkaido, Japan
公式・関連サイト:https://www.shiretoko.asia/detail/scenic/yuhidai
10. プユニ岬

知床半島の北海岸にある劇的な断崖絶壁「プユニ岬」は、知床八景の一つであり、雄大な海の景色と美しい夕日で知られる有名な観光地です。岬自体への直接の立ち入りは制限されていますが、指定ビューポイントのみはらし橋(展望橋)からは素晴らしい景色を楽しむことができます。プユニ岬はオホーツク海で最も早く流氷が現れる場所でもあり、真っ白な氷と夕日の見事なコントラストを撮影するのに最適な場所です。駐車場はビューポイントから約1km離れた知床自然センターにありますのでご注意ください。
名前: プユニ岬
住所:北海道斜里郡斜里町遠音別村
公式・関連サイト:https://www.shiretoko.asia/detail/scenic/puyuni
11. 羅臼岳

羅臼岳は北海道知床半島にある火山地帯の最高峰で、標高は1,661メートルです。登山シーズンに向けて山が開くと、その息をのむようなトレイルを体験しようと多くの観光客が集まります。羅臼岳を含む知床半島はユネスコの世界遺産に登録されています。また、この象徴的な山は日本百名山、花の百名山にも認定されており、高山植物が生い茂る広大な景観を眺めることができます。
山頂からはオホーツク海や知床の原生林、遠くには国後島まで一望できます。息を呑むような景色は、登りの疲れを吹き飛ばし、本当に登りがいのあるものになります。頂上からの眺めはもちろん、周辺の景勝地から眺める羅臼岳も素晴らしくおすすめです。
名称:羅臼岳
住所:北海道斜里郡遠音別村
公式サイト:https://rausu-vc.jp/mount/
12. 斜里岳

知床地方で必見のもう 1 つの山は、休火山であり、日本百名山の 1 つである斜里岳です。 3つのハイキングコースがあり、最も人気のあるルートは清里町から青岳荘を経由するコースです。標高 1,547 メートルの頂上までの登りは約 3 時間かかります。
登山道沿いでは、イワブクロ、キクバクワガタ、様似よもぎなど、さまざまな高山植物を鑑賞できます。ルートには羽衣の滝や龍神の滝などの美しい滝もあり、清々しい自然の光景を楽しめます。頂上からの360度のパノラマビューは本当に魅惑的で、訪問者に畏敬の念を抱かせるでしょう。
また、清里町では毎年斜里岳ロードレース大会が開催され、全国から参加者が集まります。このイベントには家族向けのレースカテゴリーが含まれており、訪問を計画している人にとっては旅行計画に加えるのに最適です。
Name: Mount Shari (斜里岳)
住所:北海道斜里郡
公式ホームページ:https://www.town.kiyosato.hokkaido.jp/kankou/spot/sharidake/index.html
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13. 雷雲神社

知床には強力な心霊スポットがあるのをご存知ですか?それが斜里町来雲にある来雲神社です。その名前からして、すでに幸運の場所のように聞こえます。泉の森雷雲公園内にあるこの神社は、幸運を呼び込むと信じられており、ぜひ訪れておきたいパワースポットです。さわやかできれいな空気を吸い込むと、自分を取り囲むスピリチュアルなエネルギーを感じることさえあるかもしれません。
さらに、雷雲公園は天然の湧き水でも知られています。冬の寒さでも凍らない湧き水は「来雲の水」と呼ばれ、地元の人や観光客に大切にされています。神社に参拝した後は、ぜひこの御神水を飲んで、さらなる幸運を呼び込みましょう!
名称:雷雲神社
住所:北海道斜里郡斜里町来雲117
14. 知床世界遺産センター

知床を観光するなら、知床世界遺産センターは必見です。その名のとおり、この施設はユネスコの世界遺産に登録されている知床半島に関する重要な情報を管理し、提供する重要な役割を果たしています。
センターにはエゾヒグマやエゾシカなど知床を代表する野生動物の等身大の写真が展示されています。また、クマの爪痕や野生動物の痕跡などを展示し、知床の繊細な生態系を理解するのに役立ちます。センターは、この天然記念物を保護するために必要なルールとマナーを重視し、訪問者が責任を持ってそれを楽しめることを保証します。
知床を探索する人にとって、このセンターは、必見のスポット、現地の状況、野生動物の最新情報を入手するのに最適な場所です。旅行の際には欠かせないこの場所をぜひお見逃しなく!
名称:知床世界遺産センター
Address: 186-10 Utoro Nishi, Shari Town, Shari District, Hokkaido
公式サイト:https://shiretoko-whcc.env.go.jp/
15. Shiretoko Museum
知床博物館は、国の天然記念物に指定されているオオワシやオジロワシなどの野生動物の標本を展示し、知床半島の豊かな生物多様性を紹介しています。他にもヒグマ、キタキツネ、ウミガメ、この地域に生息するさまざまな昆虫なども展示されています。
この博物館では、野生動物の展示だけでなく、鉄道、農業、文化遺産などのテーマをカバーし、知床と斜里町の歴史について詳しく知ることができます。魅力的な展示が充実しているにもかかわらず、入場料は300円、子ども(中学生以下)は無料なので、家族連れの知床観光に最適です。
Name: Shiretoko Museum
Address: 49-2 Honcho, Shari-cho, Shari-gun, Hokkaido
公式サイト:https://shiretoko-museum.jpn.org/
16. Shiretoko Nature Center

知床ネイチャーセンターは、知床独特の自然環境に関する豊富な情報を提供する国際ビジターセンターです。館内には、インフォメーションカウンター、ミニギャラリー、展示スペース、レクチャーエリアがあり、地域の生態について学ぶのに最適な出発点です。
このセンターの最大の目玉は、高さ 12 メートル、幅 20 メートルのスクリーンを備えた大型映写劇場です。ここでは、息をのむような半島の風景を空撮したオリジナル映画『四季知床』を鑑賞できます。知床の冒険を計画している方も、旅の思い出を振り返る方も、この没入型体験はぜひおすすめです。
名称:知床ネイチャーセンター
Address: 531 Iwaubetsu, Onnebetsu-mura, Shari-cho, Shari-gun, Hokkaido
公式サイト:https://center.shiretoko.or.jp/
17. いくしな原生花園

斜里町の海岸線沿いにある「いくしな原生花園」は、JR知床斜里駅から東に約3kmの場所にある隠れた名所です。静かな遊歩道が整備され、四季折々の花々に囲まれながらゆっくりと散策が楽しめる景勝地です。満開になると、エゾスカシユリやハマナスが群生し、鮮やかなオレンジ色の絨毯に変わり、息を呑むような光景を生み出します。
商業化された観光地とは異なり、混雑することのない自然の花園で、オホーツク海からの爽やかな潮風を感じながら、静かなひとときをお楽しみいただけます。また、冬には砂浜に打ち上げられる流氷に触れることができるかもしれません。
名称:いくしな原生花園
Address: Ikushina-kita, Shari-cho, Shari District, Hokkaido
公式・関連サイト:https://www.visit-hokkaido.jp/spot/detail_10410.html
18. Shiretoko National Campsite (国設知床野営場)
知床で忘れられないキャンプ体験をするなら国営知床キャンプ場へ!自然豊かなこの場所には、無料のキャンプスペースと2~4人が宿泊できるキャビンが備わっています。近代的なオートキャンプ施設ではありませんが、温泉施設に近い (徒歩わずか 5 分) ため、自然愛好家に最適です。知床の大自然に囲まれながら露天風呂に浸かるのは、最高の体験です。
さらに魅力的なのは、知床八景の一つである夕飛台展望台があるキャンプ場です。そのため、特に夕日の時間帯はロマンチックなスポットとしても人気です。夏休みシーズン中に訪れる予定がある場合は、混雑が予想されるため、早めに到着することを強くお勧めします。
名称:知床国立キャンプ場
Address: Utoro Kagawa, Shari-cho, Shari District, Hokkaido
公式・関連サイト:https://blog.shiretoko.asia/2017/05/2961.html
19. Michi-no-Eki Utoro Shirietoku

北海道斜里町ウトロにある道の駅ウトロしりえとくは、この地域で最も人気のある道の駅の一つです。 「シリエトク」とはアイヌ語で「地の果て」を意味し、知床の地名の由来とされています。伝統的な漁師小屋をイメージしたこの施設は、知床を探索する旅行者の主要な拠点として機能します。観光案内所や地元の特産品を揃えた土産物店、季節の味覚を味わえるレストランを併設しています。
日本一の鮭漁獲量を誇る知床でぜひ味わっていただきたいのが、鮭です。季節ごとにメニューが変わるので、訪れるたびに違った食体験を楽しめます。
他にも、ハマナスとリンゴンベリーのソフトクリーム、ユニークなエゾシカバーガー、珍しいエゾバフンウニなど、知床限定の絶品グルメもぜひ味わってください。国道334号線沿いに位置し、車での移動に便利な道の駅です。
Name: Michi-no-Eki Utoro Shirietoku
Address: 186-8 Utoro Nishi, Shari Town, Shari District, Hokkaido, Japan
公式サイト:https://www.utopia-shiretoko.co.jp/utro-siretok/
◎ 旅行のヒントとハイライト
知床は人間の開発が及ばない手付かずの自然で知られ、ユネスコの世界遺産に登録されています。ただし、訪問者はその美しさと安全を保つために特定の規則とガイドラインに留意する必要があります。自然を尊重し、規制を遵守することで、誰もが知床の素晴らしい景観を満喫することができます。
夏と冬で景色が変わり続ける知床は、訪れるたびに新たな発見があります。有名な観光スポット以外にも、探索を待っている隠れた名所がまだたくさんあります。
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