アウグスティヌス教会修道院

聖フロリアンの上に幻想的にそびえ立つこの修道院は、少なくとも 819 年に建てられ、1071 年以来、アウグスティノ会の統治下で生活する常任修道士によって使用されています。今日、その堂々とした黄色と白のファサードは圧倒的にバロック風です。

修道院の内部はガイド付きツアーでのみ見学できます。ツアーでは、豪華なスタッコ細工とフレスコ画で飾られた豪華な部屋を見学できます。その中には、16 の皇帝の部屋 (かつては訪問中の教皇や王族が使用していた) と、15 万冊の蔵書があるギャラリー付きの図書館があります。

贅沢なマーブルホールハプスブルク軍を率いてトルコ軍に勝利したフランス人、サヴォイのウジェーヌ公に敬意を表しています。ウジェーヌ公の部屋にはトルコ人の彫刻が施された面白いベッドがあり、敵と一緒に寝るという考えにまったく新しい意味を与えています。

ツアーのハイライトはアルトドルファー ギャラリー、ドナウ派のアルブレヒト・アルトドルファー(1480-1538)による絵画14点を展示しています。キリストと聖セバスティアヌスの陰鬱でドラマティックな場面は、明暗法の巧みな使用を示しています。アルトドルファーは、聖書の場面を描くために当時の問題を巧みに利用しました(たとえば、キリストを苦しめる者の1人は明らかにトルコ人です)。

教区大聖堂(午前6時30分から日没まで)は、華やかな祭壇が特徴で、700トンのピンクのザルツブルク産大理石で彫られており、7343本のパイプを持つ18世紀の巨大な金メッキのオルガンは、建設当時ヨーロッパ最大のものでした。オルガンの音色をフルに聴くには、25分間のコンサートの1つに訪れるのがおすすめです。コンサート

アントン・ブルックナーの簡素な墓の横には地下室13 世紀に発掘された、ローマ人と思われる約 6,000 人の遺骨です。錬鉄製の門の後ろに整然と積み重ねられた骨や頭蓋骨は、背筋が凍るような芸術作品です。