HSBCビル

1985 年にイギリス人建築家サー・ノーマン・フォスターが設計したこの素晴らしい建物は、時の試練に耐え、30 年以上経った今でも、セントラルでその魅力を感じることができます。完成当時は世界で最も高価な建物であり、従来の銀行建築の型を破りたいというフォスターの願いを反映した工学上の驚異とみなされていました。1 階は魅力的な 2 階建てのウォークスルー型公共スペースで、HSBC の香港の歴史と建築に関する展示が行われています。

足元には、香港セントラルの照明付き街路地図があります。この地図は、埋め立てによってこの地域の計画がどのように変わったかを示しています。1986 年に HSBC の新本社がオープンしたとき、本社はウォーターフロントに立っていました。

建物の港側の入り口を守っている一対のブロンズライオンをお見逃しなく。スティーブン(左)とスティット(右)と呼ばれるこのライオンは、1920 年代の HSBC のマネージャーにちなんで名付けられました。どちらも香港の戦いで受けた榴散弾の傷跡があります。幸運を祈ってライオンの足をなでてみましょう。

香港の中国人は、いつものように不遜にも、52 階建てのガラスとアルミニウムの建物を「ロボット ビル」と呼んでいます。1 階からエスカレーターでメインの銀行ホールまで上がります。この階は想像以上に普通ですが、大聖堂のようなアトリウムと窓から差し込む自然光を眺めるために上がる価値はあります。