ベン・エズラ・シナゴーグ

コプト教徒居住区の壁のすぐ外側には、4 世紀のキリスト教会の跡地に建てられた 9 世紀のベン エズラ シナゴーグがあります。言い伝えによると、ここは 6 世紀にネブカドネザルがエルサレム神殿を破壊した後、預言者エレミヤがユダヤ人を集めた場所だそうです。隣接する泉は、ファラオの娘が葦の中でモーセを見つけた場所、またマリアがイエスを洗うために水を汲んだ場所とされています。

12 世紀に、このシナゴーグはエルサレムのラビ、アブラハム・ベン・エズラによって修復されました。1890 年に、このシナゴーグで、ゲニザ文書として知られる 25 万点以上の歴史的文書が発見されました。研究者たちは、この文書から、11 世紀から 13 世紀にかけての北アフリカのユダヤ人コミュニティの生活の詳細を解明することができました。