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ヌウェイバ
1979年のエジプト・イスラエル平和条約締結後の短期間、イスラエルの観光業が盛んだったため、タラビン(ヌエバの海辺のビーチキャンプ地区)はシナイ半島のヒッピービーチパラダイスとしてダハブに対抗できた。しかし、ここ数十年の地域政治の不安定さから、イスラエル人旅行者はシナイ半島をほとんど避けている。そのため、シャルムが繁栄し、ダハブが着実に地味なリゾート地へと成長する一方で、15km以上に渡って広がるヌエバは、主にアカバからヨルダンへ向かうフェリーの港としての役割しか果たせなかった。10年前のダハブのような穏やかなビーチキャンプパラダイスになり得ただけに、残念なことだ。