マウント湾の真ん中にそびえ立ち、石畳の土手道でマラジオン本土とつながっているこの修道院を戴く島は、忘れられない光景であり、コーンウォールの最も象徴的なイメージの 1 つです。もともとはベネディクト会修道院で、後にセント オービン家の本拠地となったこの島は、ぜひ訪れるべき場所です。満潮時にはマラジオンからフェリー (大人 2 ポンド、子供 1 ポンド) に乗ることができますが、干潮時に到着して、何世紀も前の巡礼者たちが行ったように土手道を歩いて渡る価値はあります。
ここには少なくとも 5 世紀から修道院がありましたが、現在の修道院は主に 12 世紀にベネディクト会修道士によって建てられました (この修道会は、フランスのモン サン ミシェルにあるこの島の姉妹修道院も建設しました)。メイン ハウスの見どころは、ロココ調の応接室、武器庫、14 世紀の教会などですが、本当に目を引くのは崖の上の素晴らしい庭園です。地元の亜気候のおかげで、多くのエキゾチックな花や低木がここで繁茂し、夏には色とりどりの花が咲き乱れます。
セントオービン家が所有していますが、現在ではこの修道院はナショナルトラストによって運営されています。この建物は何世紀にもわたり、城や監獄など、さまざまな用途に使われてきました。古代から人が住んでいたと考えられています。最近の発掘調査では、斧の刃、短剣、金属留め金などが発見され、少なくとも青銅器時代から人が住んでいたことが証明されましたが、それよりずっと前から先史時代の人々が使用していたことはほぼ間違いありません。一部の学者によると、この島は数千年にわたって地元で採掘された銅や錫の交易拠点として使われていた可能性があるとのことです。
この島のコーンウォール語名、カレク・ルース・イン・クース(森の中の灰色の岩)は、マウント湾が洪水になるずっと前の時代を記念したものと考えられています。干潮時には、周囲の砂の中から化石化した木の幹が現れることがあります。
冬季は島へのアクセスは船のみとなりますが、夏季には土手道を歩いて渡るのは魅惑的な体験です。土手道の営業時間に関する便利なガイドがウェブサイトに掲載されています (www.stmichaelsmount.co.uk/plan-your-visit/causeway-opening-times)。