法廷

現在ベルリン州の最高裁判所である内廷裁判所は、ナチス時代に、1944年7月のヒトラー暗殺未遂事件の参加者(実在者および容疑者)に対するナチス人民裁判所の見せしめ裁判を20回以上主催したことで悪名を馳せた。この事件で、狂信的な人民裁判所判事ローランド・フライスラーによって約110人が死刑判決を受けた。

フライスラー自身は、1945年2月3日の空襲で裁判所の建物が攻撃された際、落下した梁に押しつぶされて死亡したため、ニュルンベルク裁判で間違いなく主役となるはずだった裁判を回避した。