ケーニヒシュタイン城はドイツ最大の無傷の要塞であり、その威厳と恐ろしさゆえに、歴史上誰もこれを攻撃しようとはせず、ましてや征服した者はいません。13 世紀に建設が始まり、繰り返し拡張され、現在では 9.5 ヘクタールの敷地に 30 棟の建物が立ち並ぶ、まさに軍事建築の教科書となっています。
内部の目玉は、要塞のドラマチックな歴史を魅力的でインタラクティブな方法で伝える素晴らしい常設展示「イン・ラピッド・レジス」です。広大な要塞群内の他の場所では、底なしの井戸があるブルンネンハウスを訪れたり、ドイツの武器の数々を見たり、かつてザクセン州で最も恐れられていた監獄で、有名な囚人の中にはマイセン磁器の発明者ヨハン・フリードリヒ・ベットガーもいたゲオルゲンブルク刑務所に入ることができます。
第二次世界大戦中、この要塞は捕虜収容所として、またドレスデンの貴重な美術品の保管場所として使われていました。国立公園の奥深く、リリエンシュタイン卓上山まで見渡せるワイドスクリーンの眺めも魅力のひとつです。
4月から10月まで、フォートレスエクスプレスケーニヒシュタインから要塞までは、観光列車が 30 分間隔で急な坂を登ります。または、麓から 30 分から 45 分のきつい登りになります。最寄りの駐車場は B172 号線 (フェストゥング出口) の脇にあり、そこから要塞までは徒歩 10 分です。