ネストル宮殿
ミケーネ時代の宮殿の中で最も保存状態の良い宮殿は、ピュロスの北 17 km にあり、感動的な光景が広がっています。ホメロスの『オデュッセイア』では、アルゴナウタイの航海に参加し、トロイ戦争で 90 隻の船を派遣した英雄ネストルの宮殿として描写されています。元々は 2 階建ての建物でしたが、宮殿の壁の高さは 1 m にも達し、高くなった通路や説明文から、ミケーネ時代の宮殿群のレイアウトがよくわかります。
メインの宮殿は多くの部屋からなる建物でした。最も大きな玉座の間は、王が国事に携わる場所でした。その中央には大きな円形の炉があり、その周囲をバルコニーを支える 4 本の華やかな柱が囲んでいました。玉座の周りには、哨舎、食料庫、待合室、玄関ホール、そして最も興味深いのは、テラコッタの浴槽が今もそのまま残っている浴室です。伝説によると、この浴槽でネストルの末娘ポリカステが英雄テレマコスを入浴させたそうです。考古学者は、入浴や芳香油をすくうのに使われた小さな陶器のカップが今もそのまま残っているのを発見しました。宮殿は紀元前 1200 年頃に火災で焼失し、別の部屋の焼けた陶器の残骸から、食器棚が倒れた場所がはっきりとわかります。
かつての宮殿の遺跡が並んでおり、工房やワインセラーだったと思われる建物も残っています。チケット売り場に向かう途中にあるインフォメーション キオスクには、古代ギリシャ語の形式であることが判明した有名な線文字 B の解読に関する情報など、役立つ背景情報があります。
宮殿のフレスコ画の断片や、本土で初めて発見された線文字Bの粘土板のコピーなど、発見物の多くは、博物館近くのチョーラ村にて。
駐車場の近くには、見事に再建されたトロス(ミケーネ文明の蜂の巣型の墓)。
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