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アチェ
スマトラ島最北端の州であるアチェは、非常に誇り高く、繁栄している地域です。信じられないほどの生物多様性を誇る熱帯雨林と、海水浴客、ダイバー、サーファーに人気の手つかずの島々に恵まれています。しかし、インドネシア諸島のこの西端は、長年にわたり、間違った理由で注目を集めてきました。地震、津波、内戦、シャリア法が、スマトラ島最北端の州と聞いて人々が抱く主なイメージです。2004年のボクシングデーの津波からの復興はずっと前に完了し、津波後のアチェは、自然災害と以前の内戦によって負った社会的傷をゆっくりと癒しています。それでも、銃撃戦は鎮圧され、州にはある程度の自治権が与えられていますが、平和への道のりには時折支障があり、スマトラ島の他地域では、アチェの人々が保守的なイスラムのやり方を国中に広めることに熱心であるという見方が広まっています。