クネイトラ展望台

高いところからアビタル山イスラエル国防軍の極秘の電子機器はシリア奥深くを覗き見ることができるが、火山の麓にあるクネイトラ展望台からは、イスラエルの苦境に立たされた北隣国をも見渡すことができる。この展望台では、1973年にここで行われた戦闘について解説する「音声解説ステーション」が設置されており、わずか2キロ離れた、かつてシリアの「ゴラン高原の首都」だった廃墟の町クネイトラを見渡すことができる。

六日間戦争の終結時、当時ダマスカス(北東60キロ)を守る駐屯地だったクネイトラは、シリア政府ラジオが誤って町が陥落したと報じた後、混乱の中シリア軍に放棄された。1973年のヨム・キプール戦争では、イスラエルがわずか177両の戦車でシリア軍の1500両と戦ったため、クネイトラの支配権は2度変わった。1974年以来国連緩衝地帯内にあるこの町は、2014年以来シリア反政府勢力の支配下にある。

国道98号線に沿って北に約150mのところにヨムキプール戦争の記念碑アメリカ製イスラエル戦車の砲塔と「音声解説ステーション」が設置されている。

展望台から斜面を下る道があり、ゴラン火山公園 - アヴィタルゴラン高原の波乱に満ちた地質学的歴史の多くの層が発掘された古い採石場にあります。標識はヘブライ語、アラビア語、英語で書かれています。

展望台と公園は、ジヴァン交差点の北 1.3km、国道 98 号線の東側にあります。