ジュピターの神殿

西側地区の主な特徴は、崩れ落ちたジョーヴェ神殿の遺跡です。112m×56mの広さに20mの高さの柱が並ぶこの神殿は、カルタゴ人がアクラガスを略奪して建設が中断されなければ、史上最大のドーリア式神殿だったでしょう。未完成の神殿は後に地震で破壊されました。

瓦礫の中に仰向けに横たわっているのは、高さ8メートルのテラモン(両手を挙げた男性の彫刻像)は、もともと神殿の重量を支えるために作られたものです。実際には考古学博物館にあるオリジナルの複製です。