ラグーザの南西18kmに位置するこの豪華なネオゴシック様式の宮殿には、素晴らしいファッションと衣装のコレクションであるコレツィオーネ・ガブリエーレ・アレッツォ・ディ・トリフィレッティが収蔵されています。カステロ車で行くことができます。月曜日から土曜日まではラグーザからドンナフガータまで列車が運行しています(毎日3~4本、20~25分、2.50ユーロ)。そこから城までは600m歩きます。トゥミノ・トラック輸送ラグーザから非常に限られた数のバスが運行しています(往復 4.80 ユーロ)。時刻については会社の Web サイトをご覧ください。
16 世紀から 20 世紀に渡る、ヨーロッパでも最も優れたコレクションの 1 つとされるこのコレクションは、かつて栄華を誇ったシチリアの貴族文化を贅沢に概観できるものです。実際、その価値の高さから、フィレンツェのピッティ宮殿のコスチューム ギャラリーに移すという提案がありましたが、シチリア政府によってすぐに却下されました。3,000 点近くの作品が入れ替えで展示されており、その中には、舞踏会用のガウン、制服、ボディス、シュミーズ、マント、ショール、下着、手袋、ストッキング、ベール、軍服や教会の帽子、靴、櫛、指ぬき、バッグ、傘、化粧品、扇子などがあります。 貴重な所蔵品の中には、ベル・エポックのファッションアイコンであるドンナ・フランカ・フローリオのドレス、17世紀後半の珍しい狩猟服、シチリアの貴族の使用人が着用した18世紀の制服、そしてルキノ・ヴィスコンティの映画「愛と欲望の詩」でクラウディア・カルディナーレが着た有名なドレスがあります。ヒョウ(『豹』、1963年)。
もともと中世の監視塔であったこの建物は、1648 年にこの地所を購入した貴族のヴィンチェンツォ アレッツォ ラ ロッカ (セッリ男爵) によって拡張されました。この拡張は、その後、城の 19 世紀の改修の中核を成しました。この改修は、宮殿を田舎の住居として使用していたドンナフガータ男爵のコラド アレッツォ デ スプチェスの依頼によるものでした。