モンテ タウロ山 (378 メートル) の頂上までの短い登りは、ヒマラヤの山というほどではありませんが、急勾配で、最後の階段はかなり大変です。そのご褒美として、タオルミーナの屋根、テアトロ グレコ、そしてその向こうの海岸まで見渡せる、息を呑むようなパノラマの眺めが楽しめます。
チルコンヴァッラツィオーネ通りからは、標識のある道が小さなマドンナ デッラ ロッカ サンクチュアリ1640年頃にフランチェスコ・ライネリ修道院長によって建てられたこの教会は、洞窟の中に建てられています。伝説によると、突然の嵐で洞窟に避難した若い羊飼いの前に聖母マリアと幼子イエスが現れたそうです。教会のテラスから見渡す高々としたパノラマは、タオルミーナとその向こうの深い青色のイオニア海を一望でき、まるで天国のようです。山のさらに上には、サラセン人の風に吹かれた遺跡があります。カステロ(城) は、かつてタオルミーナの古代ギリシャのアクロポリスがあった場所です。実際に城に行くことはできません。鍵のかかった門が道を塞いでいますが、本当の魅力は名所というよりは眺めです。