この博物館の入り口は、クウェート湾の向かい側に停泊している 3 隻の壮麗なダウ船 (伝統的な貨物船) があり、見逃すことはまずありません。この場所は、クウェートの航海の歴史について知ることができる場所です。クウェートでは、バスラ近くのシャット アル アラブ水路から水をダウ船やブーン船で極度の乾燥都市に運び、喉の渇いた住民からかなりの利益を得ていました。博物館内の写真には、淡水化プラントが家庭の蛇口に水を供給するようになる前に、ブーン船から家庭に水を輸送する様子が写っています。
一方、真珠採取の展示は、クウェートが海から貴重な品々を集め、世界中の国々と貿易を行ってきた歴史を物語っています。展示には、鉛の重り、亀の甲羅の鼻当て、革の指先、クラゲから身を守るウールのスーツなど、真珠採取で使われた魅力的な品々が並んでいます。これらの品々は、嫌がる海底から真珠を拾い上げる生活の苦難を雄弁に物語っています。真珠を大きさに応じてふるい分けるために使われる細かい網目のふるいは、その労力が、しばしば危険を伴う割に合わないことを物語っています。