街の最高地点には、不気味なアルカサルがそびえ立っています。フランコ政権下で再建され、広大な軍事博物館として再オープンしました。通常の制服や勲章の展示もありますが、最も素晴らしいのは、戦争や長くくすぶる紛争という点ではあるものの、国の歴史をスペイン語と英語で詳細に解説した、徹底的な歴史セクションです。
アブド・アル・ラフマーン3世はアル・カスル10 世紀にここにアルカサル (要塞) が建てられましたが、その後キリスト教徒によって改造されました。アロンソ コバルビアスがカルロス 1 世の王宮として再建しましたが、宮廷はマドリードに移り、要塞は最終的に軍事学校になりました。1936 年の内戦開始時に、王党派の民兵が駐屯地を包囲した際に、アルカサルは大きな被害を受けました。兵士たちの粘り強い抵抗と、司令官のモスカルドが息子の命と引き換えにアルカサルを明け渡すことを拒否した有名な出来事により、アルカサルは強力な国家主義のシンボルとなりました。
アルカサルで最も不気味な光景は、銃弾の跡で破壊されたモスカルドの事務所の再現です。その他の見どころとしては、ハプスブルク家の紋章で飾られた記念碑的な中央パティオや、入口近くにあるムーア時代の考古学的遺跡などがあります。