聖ニコラス教会

壮大な修復工事を経て最近一般公開されたこの単廊の教会は、通路を進むと印象的な光景が広がります。オリジナルのゴシック様式の天井には、バロック調の絵画が描かれ、子供の肥満に関する本格的なドキュメンタリー映画に十分な数の天使像が飾られています。祭壇画も同様のスタイルで、コルク栓抜き(ソロモン式)の柱が、教会に共にいる双子の聖人を囲んでいます。聖ニコラスは漬物桶から少年たちを救い、聖ペドロ・マルティルは頭にカトラスを突き刺しています。

バロック様式に興味がないという方には、教会の周囲にもっと地味な作品がいくつかあるので、祭壇の両側にはフアン・デ・フアネスによるルネッサンス様式の祭壇画、右側には彼が父のビセンテ・マシップと共同で完成させたゴルゴルの丘の絵があります。教会の裏側には、ロドリゴ・デ・オソナによる後期ゴシック様式の美しい祭壇画である磔刑の場面がもう一つあります。