チュニジアの食品市場は、地元の文化を知るのにうってつけです。チュニスのマルシェ セントラルは、特に雰囲気があります。市場の元の建物は 1891 年に建てられ、後ろのホールは後から増築されました。3 つのエリアに分かれています。巨大な魚売り場では、地元で捕れた魚が劇的に計量され、内臓が取り出され、鱗が取られる様子を見ることができます。中央ホールでは、山盛りのスパイシーなハリッサ、丸々としたオリーブ、香りのよいチーズが売られています。そして、奥の果物と野菜売り場です。
訪れるのに最適な時期の 1 つは、白いビガーディエ (ビターオレンジ) とピンクのペラルゴニウム (ゼラニウム) の花が咲く早春です。これらの花は奥のホールに山積みになって売られ、空間を芳香で満たします。地元の人々は、家庭用蒸留器を使って花水 (ペラルゴニウムから) とネロリと呼ばれるエッセンシャルオイル (ビガーディエから) を製造し、すぐに買い求めます。春の終わりには、バラの花びらが収穫されて同じ目的で売られ、同様に香り高い市場のディスプレイとなります。
市場の周囲の通りでは、さらに多くの農産物が売られています。焙煎したてのコーヒー豆やスパイスは Rue d'Espagne 通り、オリーブやピクルスは Rue du Danemark 通りへお出かけください。