劇的なデザイン、大統領のインスピレーション、そしてニューヨークのスカイラインの新鮮な眺めが、フランクリン・D・ルーズベルト・フォー・フリーダムズ・パークの魅力的な3つを作り上げています。ルーズベルト島イースト川沿いにあるこの素晴らしい記念碑は、アメリカの第 32 代大統領と 1941 年の一般教書演説を称えるものです。息を呑むほどのスケールと効果を持つこの記念碑は、有名な建築家ルイス・カーンが 1973 年に設計した輝く花崗岩のビジョンで、カーンの死後 38 年後の 2012 年にようやく完成しました。
壮大で荒涼とした階段が、傾斜した三角形の芝生へと続いています。菩提樹に囲まれた芝生は、アメリカ人彫刻家ジョー・デイビッドソンによるルーズベルトのブロンズ胸像まで緩やかに流れ落ちています。この胸像を囲む花崗岩の壁には、ルーズベルトの感動的な演説が手彫りされています。演説の中で彼は、自分が世界に望む4つの基本的な人間の自由、つまり言論の自由、信仰の自由、欠乏からの自由、恐怖からの自由について語りました。この壁は、胸像と、島の先端に張り付いた瞑想的な花崗岩のテラス「ザ・ルーム」を隔てる役割も果たしています。打ち寄せる波と浮かぶスカイラインの組み合わせは、完全に魅惑的です。公園の入り口近くの階段の前には、19世紀の天然痘病院のゴシック様式の廃墟があり、その向こうにある現代建築を引き立てています。
F線でルーズベルト島まで行けますが、飛行機に乗るほうがもっと楽しいです。路面電車はイースト川の上を滑るように走り、マンハッタンのスカイラインを一望できます。この記念碑は、ルーズベルト島の路面電車と地下鉄の駅から南へ 15 分歩いたところにあります。