サビーン パス バトルグラウンド州立史跡

砦の跡地は現在は沖合にありますが、屋外には戦闘を偲ばせる詳細な展示があります。この 57 エーカーの敷地からは、稼働していない石油掘削装置や通過する船舶の素晴らしい眺めが楽しめ、ピクニックに最適なエリアもあります。

南北戦争中、この場所は極めて重要でした。南部連合がイギリスやフランスとの綿花貿易で利益を上げ続けることができたからです。綿花とともに武器、物資、医薬品などが購入されました。北軍は、バージニア州からブラウンズビル近くのメキシコ国境に至るまで、南部の港をかなり効果的に封鎖することで対応しました。

サビーン峠には、北軍海軍が水路を掌握するのを防ぐため、小さな砦が築かれました。1863 年 9 月 8 日、一人の衛兵、ディック・ダウリング中尉が北軍の砲艦 4 隻が近づいてくるのを目撃しました。ダウリング中尉は町まで 2 マイル走り、バーで酔っぱらっていた 46 人の兵士 (ほとんどがアイルランド人傭兵) を召集しました。砦に急いで戻り、攻撃してくる船に 4,000 人の北軍兵士が乗っているのを見ると、酔いが覚めました。1 時間も経たないうちに、兵士たちは砦の大砲 6 門を使って砲艦 2 隻を座礁させ、他の砲艦を追い払いました。これは南軍にとって大きな勝利でした。