関東の中でも歴史豊かな茨城県の定番スポット10選

Elmo

関東の中でも、古くて豊かな歴史を持つ茨城県。県内には古代、中世、近世の史跡が数多く点在しており、歴史の息吹と往時のロマンを肌で感じることができます。

絶対に訪れたい歴史スポットを10か所厳選してご紹介します!

1. 徳川三代のひとつ水戸市の歴史を感じる「徳川博物館」

尾張、紀伊と並ぶ徳川家の御三家として有名な茨城県水戸市。徳川家の歴史を感じられる場所が「徳川博物館」です。

水戸徳川家に伝わる書物や史料を公開展示する歴史的価値の高い博物館です。そのコレクションは約6万点に及び、尽きない魅力を提供します。テレビドラマ「水戸黄門」で有名な徳川光圀公が使用した印籠も見ることができ、おすすめです。歴史好きにはぜひ訪れてほしい場所です。

開放的で広々とした美術館には、テラスカフェも併設されており、美術館をより楽しむことができます。水戸徳川家にちなんだお土産が買えるショップもあります。茨城県の歴史的名所の中でも、水戸徳川家の代々の歴史を感じることができる貴重な博物館です。入場料は1,200円(2016年現在)、水戸駅からタクシーで約10分です。

名称:彰考館 徳川美術館

住所:茨城県水戸市見川1-1215-1

公式・関連サイトURL:https://www.torikawa.gr.jp/

2. 茨城県を代表する山、筑波山の筑波神社

富士山と並んでよく名前が挙がる筑波山は、茨城県の名峰です。霊峰筑波山を中心とした神社で、男体山と女体山からなる双峰で、それぞれに神様が祀られています。男体山にはイザナギノミコトが、女体山にはイザナミノミコトが祀られています。風土記や万葉集などの古文書にまで遡る歴史があり、歴史好きにはたまらない史跡です。

二神が合体した珍しい神社で、縁結びの神様としても有名です。筑波山は茨城県を代表する自然の景勝地として有名ですが、弁慶も退却したと言われるほど怖かったと言われる細道「弁慶七戻り」などのスリル満点のロケーションも魅力です。

ハイキングのほか、ロープウェイやケーブルカーもあり、麓には温泉もあります。茨城の歴史とともに発展してきた筑波山と筑波神社をぜひ訪れてみてください。

名称:筑波神社

住所:茨城県つくば市つくば1

公式・関連サイトURL:https://www.tsukubasanjinja.jp/

3. 茨城県を代表する日本三名園の一つ「偕楽園」

日本三名園の一つに数えられる梅の名所「偕楽園」は、茨城県水戸市にあります。江戸時代に9代藩主・徳川斉昭によって作庭された回遊式庭園です。

庭園内には歴史的に貴重なスポットが数多くあります。注目すべきは、江戸時代に徳川斉昭が設計した名建築「好文亭」が現存していることです。他にも、大奥の「梅の間」や板張りの回廊「塗園」、千波湖を一望できる塔「楽寿楼」など、江戸時代の貴重な建築を垣間見ることができます。

庭園の西側に広がる孟宗竹林は、偕楽園の中でも癒しのスポットとして高く評価されています。毎年2月から3月にかけて梅まつりが開催され、観光客だけでなく地元の人も集まります。梅ソフトクリームや梅羊羹、百年梅酒、のし梅など、梅をテーマにしたスイーツが観光客に人気です。

Name: Kairakuen

住所:茨城県水戸市常盤町1

公式・関連サイトURL:https://www.koen.pref.ibaraki.jp/park/kairakuen01.html

4. パワースポット!日本三大稲荷の一つ、笠間稲荷神社

笠間市にある笠間稲荷神社は、茨城県有数のパワースポットです。江戸時代の修復の姿をとどめる本殿は国の重要文化財に指定されており、貴重な彫刻が施されており、歴史好きにはたまらない史跡です。

朱塗りが印象的な拝殿は迫力があり必見です。境内には神の使いと言われるキツネが点在しており、幻想的な雰囲気が魅力的です。ご祈祷の後は、ユニークなキツネのおみくじなどの創作おみくじもお楽しみいただけます。

参拝後は、門前の昔ながらの商店街を散策するのが観光客に人気です。地酒を使用した甘酒ソフトクリームやキツネをモチーフにしたくるみいなり寿司、境内にたくさんあるくるみの木をイメージしたくるみ饅頭などが人気です。

名称:笠間稲荷神社

住所:茨城県笠間市笠間1

公式・関連サイトURL:https://www.kasama.or.jp/

5. 茨城を代表する景勝地、五浦海岸「六角堂」

太平洋に面した茨城県には、雄大な海岸線を特徴とする景勝地が数多くあります。中でもおすすめの史跡は、茨城県北端の五浦海岸にある「六角堂」です。

六角堂は、日本近代美術の父と呼ばれる岡倉天心が執筆と思索に励んだ場所と言われています。 2011年3月の東日本大震災による津波で流されましたが、翌年4月に再建されました。青い海と松林の緑、そして六角堂の鮮やかな赤色が調和したその景観は、茨城県の名勝に数えられ、訪れる人々に感動を与え続けています。

茨城の美学や岡倉天心の生涯について知りたい方は、近くにある茨城天心記念五浦美術館を訪れるのもおすすめです。岡倉天心本人や横山大観、菱田春草など五浦ゆかりの歴史上の人物の作品が展示されています。

名前:六角堂

住所:茨城県北茨城市大津町五浦

公式・関連サイトURL:https://www.kitaibarakishi-kankokyokai.gr.jp/page/page000022.html

6. 史跡となった水戸藩士の学問所「弘道館」

茨城県水戸市にある弘道館は、江戸時代後期の1841年(天保12年)に設立された日本最大の藩校です。ここで学んだ若侍たちは、のちに幕末に重要な役割を果たしました。弘道館では武道、医学、儒学、蘭学などの講義が行われ、当時の優秀な藩士たちの考え方がよくわかる場所でした。

弘道館は、日本に残る藩校の中でも際立って当時の姿を留めており、茨城県でも貴重な施設です。入場料は200円(2016年現在)で、駐車場も完備されており、水戸市のJR水戸駅から徒歩8分とアクセスも便利です。歴史好きもそうでない人も、一度は訪れてみる価値のあるスポットです。

名称:講道館

住所:茨城県水戸市三の丸1-6-29

公式・関連サイトURL:https://www.koen.pref.ibaraki.jp/park/kodokan01.html

7. 茨城県の歴史とパワースポット「鹿島神宮」

鹿島神宮は、日本三大楼門に数えられる壮大な門で有名です。県内外から多くの観光客が訪れる茨城の歴史あるパワースポット。樹齢500~600年の杉で作られた巨大な鳥居は、東日本大震災で一度倒壊しましたが、地元の協力により修復されました。豊かな緑に映える巨大な楼門の鮮やかな赤色は、見ているだけで元気が湧いてきます。

鹿島七不思議の一つに数えられる「要石」は、祈りを捧げると願いが叶うと信じられています。御手洗池は禊の聖地であり、冷たく澄んだ水が湧き出ており、心も清められると言われています。鹿島神宮は、神武天皇元年(紀元前660年)に創建されたとされる茨城県を代表する最古の神社のひとつで、武の神の神社として東日本の人々に古くから崇敬されてきました。緑豊かな静かな参道を散策すれば、身も心もリフレッシュできます。

Name: Kashima Jingū

住所:茨城県鹿嶋市宮中2306-1

公式・関連サイトURL:https://kashimajingu.jp/

8.巨大仏像で歴史の雄大さを感じる「牛久大仏」

茨城県牛久市にある牛久大仏は、その巨大さが目を引く仏像です。巨大な牛久大仏は自由の女神の3倍とも言われ、世界一高い銅像としてギネス世界記録に認定されています。浄土真宗の普及を象徴する仏像で、聖遺物を安置しており、胸の高さからは茨城県や関東平野を一望できる。

心を清める瞑想体験「写経」が参加できる70席のスペースもある。

浄土をイメージした浄土式庭園は、水と石を配した自然の景観を特徴とし、浄土真宗の美しさと精神性を感じさせます。像自体は1992年に完成したものとそれほど古いものではありませんが、平安時代から鎌倉時代にかけて隆盛を極めた浄土教の世界を感じることができる神秘的な場所です。茨城県の代表的なランドマークの一つとして多くの観光客が訪れます。

Name: Ushiku Daibutsu

住所:茨城県牛久市久能町2083

公式・関連サイトURL:https://www.ushikukankou.com/ushikudaibutsu.htm

9. ハイキングも景色も楽しめる茨城のパワースポット「平沢官衙の古代官址」

平沢官衙遺跡は、茨城県を代表する名山の一つである筑波山の麓に位置し、奈良・平安時代に遡る史跡です。当時、茨城などの地方は国司や郡司といった役人が統治していました。平沢官衙遺跡は、常陸国筑波郡の郡衙(郡衙)を復元したものです。

この遺跡は古代の地方自治制度に関する貴重な知見を伝えるものとして国の史跡に指定されています。復元された竪穴住居や高床式穀倉地帯は、訪問者を遠い昔の日本の広大なスケールと雰囲気に浸ることができます。

敷地の中央には、床面積125平方メートルを超える最大規模の土壁の高床式倉庫「ならび蔵」が建つ。建物跡の周囲には、北側に長さ160メートル、西側に110メートルの堀があり、敷地を超えて広がっています。入場は無料なので、観光がてらふらっと立ち寄ってみるのもいいでしょう。

Name: Hirasawa Kanga Ruins

住所:茨城県つくば市平沢353

公式・関連サイトURL:https://hello-tsukuba.jp/feature/hirasawakanga/

茨城の歴史に浸りたいなら、茨城県立歴史博物館がおすすめです。アーカイブ部門と博物館部門の両方で構成され、約 40 万点の工芸品が所蔵されており、貴重な文化遺産の宝庫です。日本三名園の一つである偕楽園の隣に位置し、観光客にとってもアクセスしやすいスポットです。一橋徳川家から寄贈された貴重な文書をはじめ、茨城県の歴史に関する資料を幅広く保存しています。

先史時代から現代までの歴史を体感できる稀有な場所として知られています。古墳から出土した埴輪などの常設展示のほか、各種イベントも開催されており、多彩な展示をゆっくりと楽しむことができます。歴史好きの方も、茨城に興味がある方も、ただ静かな博物館を探している方も、ぜひ一度は見てみる価値があります。

名称:茨城県立歴史博物館

住所:茨城県水戸市緑町2-1-15

公式・関連サイトURL:https://www.rekishikan-ibk.jp/

◎まとめ

茨城県は、江戸時代に徳川御三家の一つとして栄え、歴史的名所が数多くあります。そのため、歴史好きだけでなく、過去を学び楽しみたい人にとっても楽しめる場所が豊富にあります。近世・近代の記録から日本の古代史を偲ばせる遺跡まで、茨城の歴史の魅力は実に多彩です。

以下も参照してください。自然と歴史が息づく茨城県日立市の定番観光スポット7選