バルセロナで最も美しいと言われる「サンタ・エウラリア大聖堂」とは?
サンタ・エウラリア大聖堂は、旧市街のゴシック地区にそびえ立つバルセロナ唯一の大聖堂(カテドラル)です。約150年の歳月をかけて建設されたこの荘厳な教会は、バルセロナのシンボルとして、バルセロナ市民だけでなく世界中からの観光客にも愛されています。
壮麗なファサードを抜けると、中央にステンドグラスに囲まれた煌びやかな祭壇が現れます。大聖堂内には 28 の礼拝堂、精巧な彫刻が施された聖歌隊席、エウラリアが眠る地下室、中庭などがあり、魅力的な見どころが満載です。
今回は、サンタ・エウラリア大聖堂の見どころや来場者情報を詳しく解説します。
1. サンタ エウラリア大聖堂とは何ですか?

サンタ エウラリア大聖堂は、バルセロナの守護聖人である聖エウラリアに捧げられた教会です。バルセロナで最も権威のある教会として知られており、正式には「聖十字架と聖エウラリア大聖堂」と呼ばれています。

バルセロナの地元の人々は愛情を込めてこの場所を「ラ・セウ」と呼んでいます。大聖堂の建設は 13 世紀末頃に始まり、最初の構造は約 150 年後の 1450 年に完成しました。当初はレリーフや装飾のない簡素な教会でしたが、1888年のバルセロナ万国博覧会の際にファサードが拡張され、今日のような壮麗な大聖堂へと姿を変えました。
教会の周りを歩いていると、建設当時の面影が残っている箇所がいくつかあることに気づくでしょう。バルセロナの 700 年以上の歴史を見てきた歴史的に重要な場所として、訪れる価値は確かにあります。その美しさと雄大さは、きっと忘れられない印象に残るでしょう。
名称:聖十字架と聖エウラリア大聖堂
住所: Pla de la Seu、s/n、08002 Barcelona、スペイン
公式・関連サイト:https://www.catedralbcn.org/
2. 若きエウラリアが眠る霊廟
大聖堂の地下納骨堂にある主祭壇の下には、わずか13歳で殉教した若いエウラリアの棺が安置されています。西暦 290 年にバルセロナで生まれたエウラリアは、敬虔なクリスチャンでした。当時、バルセロナを統治していたローマ帝国は、新興宗教と考えられていたキリスト教を厳しく迫害していました。エウラリアは信仰を放棄することを拒否し、その結果、13 歳で処刑されるまで 13 回の拷問に耐えました。
彼女の遺体は後に大聖堂に埋葬されました。 2月12日は「聖エウラリアの日」と定められており、地下霊廟の門が開かれ、訪問者が入場できるようになる。この日は盛大なパレードやフェスティバルも開催されるので、タイミングを合わせて訪れるのも良いでしょう。
3. 28 の小さな礼拝堂

大聖堂の内部には、建物を取り囲むように28の小さな礼拝堂が配置されています。きらびやかな装飾で飾られた黄金の祭壇は、キリストとさまざまな聖人に捧げられています。ミサに参加する崇拝者たちは、自分たちが大切にしている聖人の礼拝堂を訪れ、祈りを捧げます。
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左端の礼拝堂には、愛情を込めて「ラ モレネタ」(「小さな黒いもの」の意)として知られる黒い聖母の像があります。有名な心霊スポットであるモントセラトの黒い聖母と同じように、ここで捧げた祈りは叶えられると言われています。最も人気のあるチャペルなので、この場所では常にキャンドルが灯されています。
4. 中庭に飼われている13羽のガチョウ

大聖堂の向こうの回廊を歩いていくと、ヤシの木やオレンジの木が生い茂る中庭が現れます。この中庭の池には13羽のガンが住んでいます。これらのガチョウは、かつてガチョウの世話をし、伝説によると 13 回の拷問に耐え、13 歳で殉教した聖エウラリアにちなんでここに保管されています。
5. フォトスポットとしても人気の荘厳な外観

サンタ・エウラリア大聖堂は観光地としてはまだあまり知られていませんが、一度訪れればその美しさに魅了されること間違いなしです。バルセロナではガウディの作品に注目が集まりがちですが、大聖堂のネオゴシック様式と堂々とした建築は本当に息をのむほどです。
内部は華麗で華麗ですが、レリーフで覆われた壁、ファサード、屋根など、精巧に作られた外観も見逃せません。屋上にはユニコーンも見つかるかもしれません。今流行の写真愛好家にとっては隠れた宝石です。あまり知られていない撮影スポットなので、ぜひ訪れてみる価値があります。
6. バルセロナの冬の祭典「聖エウラリア祭り」

毎年 2 月 12 日の「聖エウラリアの日」が数日間にわたって祝われます。守護聖人は 13 歳で殉教したため、イベントの多くは子供向けです。ハイライトには、大きな「ゲガント」人形のパレード、ダンス パフォーマンス、人間ピラミッドなどがあり、街全体がお祭りのような光景に変わります。
夜には、メインイベントである火祭りが大聖堂広場で開催されます。爆竹を持って人々が走り回るこのワイルドな祭りは、秋の「ラ・メルセ」祭りと並ぶバルセロナの二大祭りの一つとされています。この伝統的なお祝いの起源は 18 世紀頃まで遡ります。ぜひこの機会に体験してください。
◎ルネサンス時代のパイプオルガンも見逃せない!
サンタ エウラリア大聖堂には、16 世紀に建てられたパイプ オルガンがあります。この時代の楽器のほとんどはドイツやオーストリアで作られていましたが、この大聖堂にある楽器はスペイン製です。水平パイプも付いています。 20 世紀後半に修復が行われましたが、オルガン自体は 450 年以上前のものです。他ではあまり見られない、歴史的にも貴重な楽器です。
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