西端の町役場聖血の聖堂に姿を変えます。この聖堂の名前は、12 世紀の十字軍の後にここに運ばれた、キリストの血が数滴入っていたとされる小瓶に由来しています。右手のドアは、色鮮やかに飾られた礼拝堂へと続いています。そこでは、聖遺物がきらびやかな銀の聖櫃の後ろに隠されており、毎日午後 2 時に敬虔な崇拝のために持ち出されます。
また、上の階には大聖堂の宝物庫があり、そこには、ブルージュ最大の毎年恒例のパレードである昇天祭で小瓶が載せられる宝石をちりばめた聖骨箱が展示されています。聖血の行列別のドアから入る階下には、大聖堂の対照的なむき出しの石でできた 12 世紀のロマネスク様式の礼拝堂があり、ほとんど装飾のない瞑想の場となっています。