マカオで最も貴重な象徴であるこの教会は、17世紀初頭に建てられたイエズス会の教会で、そびえ立つファサードと階段だけが現存しています。彫像、門、彫刻は、事実上「石の説教」と貧しい人の聖書(貧者の聖書)この教会は、アジアにおけるキリスト教の最も偉大な記念碑の一つであり、読み書きのできない人々がキリストの受難と聖人の生涯を理解するのを助けることを目的としていました。
この教会はイタリアのイエズス会士によって設計され、1602年から1640年の間に、初期の日本のキリスト教徒亡命者と中国の職人によって建てられました。1762年にイエズス会が追放された後、放棄され、軍隊の大隊がここに駐留しました。1835年に兵舎の厨房で火災が発生し、現在見られるものを除いて全てが破壊されました。最上部には聖霊を表す鳩があり、太陽、月、星の石の彫刻に囲まれています。聖霊の下には幼子イエスの像があり、その周りに十字架刑の道具(鞭、茨の冠、釘、梯子、槍)の石の彫刻があります。3層目の中央には、天使と2つの花(中国を表す牡丹と日本を表す菊)とともに、聖母マリアが肉体のまま天に昇る姿で立っています。 聖母マリアの右側には、生命の樹と、7 つの頭を持つヒドラを退治する黙示録の女性 (マリア) の彫刻があります。その横にある日本語の漢字は、「聖母は竜の頭を踏みつける」です。中央のマリア像の左側には、嵐 (罪) の中を船 (教会) を導く「星」があり、その左側には悪魔の彫刻があります。4 段目には、教会のイエズス会博士 4 人の像があります。(左から) 福者フランシスコ デ ボルハ、イエズス会の創始者聖イグナチオ ロヨラ、極東の使徒聖フランシスコ ザビエル、福者ルイス ゴンザーガです。