アポロン・イラティスの聖域

古代コウリオンのメインエントランスから西に約2kmのところにあり、高速道路から目立つように標識が立っているのが、アポロン・イラティスの聖域です。これは、古代コウリオン

アポロン・イラティスの主聖域は部分的に修復されており、美しく堂々とした柱が修復の程度を物語っています。また、司祭の宿舎、レスリング(スポーツアリーナ) と選手用の浴場があり、東に 500 メートルのところには、かつては 6,000 人の観客を収容できた、かなり荒廃したスタジアムがありました。

この境内は、森の神と考えられていたアポロンの名を冠して紀元前8世紀に設立されました(イラティスギリシャ語で「森の」という意味です。かつては木々が生い茂っていたこの場所には、今では植物はほとんど生えていませんが、元の聖域のレイアウトをある程度把握できる遺跡が点在しています。ご覧の遺跡は、西暦 365 年の大地震で倒壊したローマ時代の建造物です。