セノファーとレクミアの墓

アメンホテプ2世のもとでアメンの園の監督者であったセンノフェルの墓の最も興味深い部分は、地下深くの主室にあります。天井はブドウと蔓の鮮明な絵で覆われており、周囲の壁と柱の鮮やかな場面のほとんどは、センノフェルと彼の妻、娘、乳母など、彼の人生に関わったさまざまな女性たちを描いています。墓への下り道は短いですが急な坂道です。

トトメス3世とアメンホテプ2世の下で宰相を務めたレフミラの墓は、この地域で最も保存状態の良い墓の1つです。長くて狭い中央の部屋は、偽の扉に向かって上向きに傾斜しているという点で珍しいものです。西壁には、足場の作業員を含め、金属、レンガ、宝石、皮革、家具、彫像の生産を検査するレフミラが描かれています。東壁には、歌詞付きの宴会の場面が描かれており、女性のハープ奏者が「女神マアトの髪に香水をつけなさい」と歌っています。