11 世紀初頭、ジョージアが文化的、政治的に黄金期を迎えていた頃、カヘティのクヴィリケ王がこの荘厳な大聖堂を建設させました。高さ 50 メートルのアラヴェルディ大聖堂は、ほぼ 1000 年の間ジョージアで最も高い教会でした。テラヴィの北西 20 キロに位置し、外観は壮麗な丸いアーチと最小限の装飾でクラシックなバランスを保っています。内部は美しく広々とした調和のとれた造りで、25 の高いスリット窓から光が差し込みます。
大聖堂に入ると、西側の扉の入り口の上にある 16 世紀の聖ジョージとドラゴンのフレスコ画に注目してください。その反対側にある後陣の高いところには、11 世紀の聖母子像があります。残りのフレスコ画は、ほとんど判別できないほど色あせていますが、強い感動的な信心がにじみ出ており、そこに住む修道士たちの頻繁な詠唱と祈りによってさらに高められています。
大聖堂の敷地内には、シャー・アッバースの知事の夏の宮殿（現在は司教の住居）とアラヴェルディ・マラニ・ワイナリーもあります。最近改装されたこの千年の歴史を持つワイナリーは、ジョージア最高のワインを製造しています。このワイナリーは一般には公開されていませんが、道の向かいにあるカフェでは、伝統的に作られたアラヴェルディ・ワインを販売しています。このワインには「1011年以来」というスローガンが誇らしげに掲げられており、価格は（ジョージアの基準では）なんと75ラリから100ラリです。
9月下旬の宗教行事とブドウ収穫祭を兼ねたアラベルドバこの祭りは数日間続き、遠く離れた山岳地帯から人々が集まり、礼拝やお祝いをしたり、地元のワインを楽しんだりします。
