ティノスの宗教的中心は、この大きな教会と、ティノスの聖母のイコンです。このイコンは、現在の教会の下にある礼拝堂の廃墟で 1823 年に発見されました。当時、聖ペラギアと呼ばれる修道女が聖母からその場所を告げる幻視を受けたのです。当初から、このイコンには治癒力があると言われていましたが、発見された時期がギリシャ国家の復興と密接に結びついており、大規模な巡礼を促しました。
教会に入ると、イコンは通路の左側にあり、その像は宝石でほぼ完全に隠されています。天井からは何百もの銀色のランプが吊り下げられており、それぞれに船、ゆりかご、心臓、肺、チェーンソーなどの奉納物がぶら下がっています。
フリルのついたルネッサンス様式の教会は、島のパノルモス採石場から採れた大理石で 1830 年に建てられ、クールなアーケードに囲まれた心地よい中庭にあります。大理石の欄干には驚くほど多くの落書きが刻まれており、その一部は 100 年以上前のものです。教会の下には、3 つの相互につながったアーチ型の礼拝堂からなる洗礼堂があり、有名な聖像が発見された場所を示しています。
この複合施設からは周囲を一望でき、宗教的遺物、聖像、世俗芸術のコレクションを収蔵する博物館(営業時間は不規則で標識もわかりにくい)もあります。
礼儀正しい服装を着用してください。