モスク教会

トルコ占領時代から現存する最大の建物である旧パシャ・ガジ・カシム・モスク(現在はインナータウン教区教会)は、ペーチのメイン広場にそびえ立っています。オスマン帝国は16世紀半ばに、廃墟となったゴシック様式の聖ベルタラン教会の石材を使って、この広場を基調としたモスクを建設しました。カトリック教徒は18世紀初頭に撤退しました。イスラム教の要素には、トルコ特有のオージーアーチの窓、ミフラーブ(祈りの壁龕)、色あせたコーランの一節、そして美しい幾何学模様のフレスコ画。

地下室から入ります。地下室の一部は現在、マルチメディア展示を通じて教会と町の歴史をたどる解説センターになっています。この迷路のような地下室には、数多くの墓や記念碑もあります。ギャラリーの上にある絵画は、トルコ軍の敗北を描いています。モスクのミナレットは 1753 年に取り壊され、鐘楼に置き換えられました。鐘は毎日正午と午後 7 時に鳴らされます。