ダブリンで最も重要なカトリック教会は、皆さんが期待するような見本市ではありません。まず、間違った場所にあります。1816年から1825年の間に建てられたこの大きな新古典主義の建物は、GPOの場所に建てられる予定でしたが、プロテスタントの反対により、当時歓楽街モントの中心にあった狭い通りに建てられることになりました。
実際、このあたりはスペースが狭すぎて、アテネのテセウス神殿をモデルにした6本のドーリア式の柱にはほとんど気づかず、ましてや鑑賞することはできないでしょう。内部はかなり機能的で、ピーター・ターナレッリによる彫刻が施された祭壇や、ジョン・スミスによるキリストの昇天の高浮き彫りなど、数少ない見どころがあります。訪れるのに最適な時間は、日曜日の午前11時です。このときラテン語のミサがパレストリーナ合唱団によって歌われます。アイルランドで最も有名なテノール歌手、ジョン・マコーマックは、1904年にこの合唱団でキャリアをスタートしました。ミサの時間にウェブサイトにログオンすると、礼拝のライブストリームを聞くことができます。