ベルヴェデーレ要塞は、16 世紀末にフェルディナンド 1 世大公のためにベルナルド ブオンタレンティが設計した広々とした要塞です。この巨大な防壁から、兵士たちは 4 つの前線を監視していました。内部の安全のためだけでなく、ピッティ宮殿を外国からの攻撃から守るためでもありました。現在、要塞では夏季に美術展が開催されており、要塞から眺める街のパノラマを堪能するためだけでも一見の価値があります。展示期間以外は要塞は閉鎖されています。
モッツィ広場からここへ来るには、東に曲がり、レナイ通りを進み、近くのサン・ニコロ通りに住んでいた19世紀のロシアの慈善家に捧げられたニコラ・デミドフ広場を通り過ぎます。レナイ通りの終わりで右折してサン・ニコロ通りに入り、東に歩いて行くと、塔の標識に出てきます。サン・ニッコロ・タワー、これが城壁の唯一の残骸です。城壁がかつてどのようなものであったかを知るには、サン ニッコロ オルトラルノ教会からサン ミニアート門を通って南に歩いてみてください。城壁は東に少し伸び、さらに西に伸びて、要塞へと続く急な坂を上っていきます。