クロックタワー

ベニスで最も働き者の二人は、屋根の上で24時間勤務しており、ズボンを履いていません。時計塔の頂上で風雨にさらされている「ド・モーリ」(二人のムーア人)は青銅製で、鐘を鳴らす機構はまさに時計仕掛けのように動きます。ムーア人の下には、金箔を施したベニスの15世紀の時計があり、月の満ち欠けを刻んでいます。見学はガイド付きツアーで、予約が必要です。

1998 年まで、時計仕掛けは住み込みの時計番とその家族による継続的なメンテナンスが必要でした。9 年間の改修を経て、現在は独立して稼働しています。132 回の打ち込みのチャイムが時刻を合わせ、動く樽が世界初のデジタル時計の文字盤 (1753 年頃) で分と時間を表示します。また、毎年、公現祭とキリストの昇天祭には、3 人の王と天使の木像が側面パネルから現れます。ツアーでは、時計仕掛けを通り過ぎて屋上テラスまで 4 階分の急な螺旋階段を登り、ムーア人が活動する様子を間近で見ることができます。

塔に登るには6歳以上の子供でなければならず、急な登りなので妊婦やめまいや閉所恐怖症のある人にはお勧めできません。