倉敷を代表する美術館で、地元の繊維業界の大物、大原孫三郎(1880-1943)が芸術家、児島虎次郎(1881-1929)の協力を得て収集した西洋美術コレクションを主に所蔵しています。絵画、版画、彫刻の多彩なコレクションには、ピカソ、セザンヌ、エル・グレコ、マティスの作品や、モネの睡蓮の絵画(1920年に虎次郎が児島虎次郎の自宅を訪れた際に、本人から購入したと言われています)が含まれています。
ヨーロッパの主要美術館には敵わないものの、興味深いコレクションがあり、日本人観光客にとってこの町の最大の見どころの一つです。終日有効なチケットで美術館の工芸とアジア美術ギャラリー本館裏の別館には現代日本コレクションが収蔵されています。