ロトの洞窟は、急な階段を 10 分ほど登ったところにあり、周囲には小さなビザンチン教会 (5 世紀から 8 世紀) の遺跡、貯水池、大英博物館が発掘したモザイクが残っています。洞窟の遺跡は青銅器時代初期 (紀元前 3300~2000 年) のもので、洞窟内の碑文にはロトの名が記されています。
アブラハムの甥であるロトは、死海南岸の多彩な年代記に何度も登場します。リサン半島を少し越えたところにあるロトの洞窟は、ソドムとゴモラの破壊から逃れた後、ロトと娘たちが住んでいたと言われている場所です。ロトの妻は、くすぶる街を振り返った後、塩の柱に変身したとよく信じられています。
聖書の中でも驚くべき出来事として、ロトの二人の娘が父親の飲み物に薬物を混入して父親と性交し、その9ヵ月後にモアブ人とアンモン人の祖先となる孫/息子のモアブとベン・アミを産んだと言われています。
洞窟はサフィの北東 2 km にあり、死海高速道路からよく案内されています。丘の斜面にある円形の博物館の建物を探してください。カラクとサフィの間はミニバスが定期的に運行しています (800 フィルス、1 時間)。公共交通機関を利用する場合は、高速道路から 2 km 歩くことを覚悟してください。