フィレンツェのセクスティウスの墓

王家の墓から丘を数百メートルほど回ったところに、滅多に訪れることのないセクスティウス・フロレンティヌスの墓があります。紀元126年から130年にかけて、アラビアのローマ総督のために建てられたもので、入り口の上の碑文にはその功績が讃えられています。他の多くの墓と異なり、内部ははっきりと識別できる彫刻が見られるので一見の価値があります。ニッチ(墓)後ろの壁に 5 つ、入って右側に 3 つ彫られています。

ここで店を構えるベドウィンのおばあさんと一緒にお茶を飲みながら、静かに墓の見事な縞模様を鑑賞しましょう。柱の上の正面中央にあるゴルゴンの頭は侵食されていますが、頭から伸びる蔓はまだ見分けることができます。角のある柱頭はナバテア人独特のものです。