プンタ パティーニョ自然保護区

サンミゲル湾の南岸にあるこの 263 平方キロメートルの野生生物保護区は、民間の自然保護団体 ANCON が所有しています。この保護区には、種の豊富な原生林と二次林があり、パナマの国鳥であるオウギワシを観察するには国内でも最高の場所の 1 つです。この大きな鳥はなかなか見つからなくても、ミツユビナマケモノや世界最大のげっ歯類であるカピバラからジャガーまで、あらゆる動物を観察できる可能性は十分にあります。

水路では、カッショクペリカン、雄大なグンカンドリ、ガビチョウをほぼ確実に見ることができます。また、バンドウイルカやザトウクジラもこのあたりによく現れます。他に注意すべき鳥としては、アジサシ、アメリカミヤコドリ、渉禽類などがいます。

マングローブ林では、アマゾンカワセミ、シロトキ、サギ、またオオソリハシシギ、チュウヒ、シギなどの渉禽類を観察できる可能性が高くなります。この地域の名物はクロオオハシシギで、モゲ付近では通常よりも多く見られます。夕方遅くから早朝は、水辺に降りてくるカニクイアライグマを探すのに良い時間です。

ANCON近くの沼地の平地ロッジカピバラがたくさん生息していますが、見つけるには少し運が必要です。この巨大なげっ歯類の群れは、ワニや捕まえるのが難しいジャガーを引き寄せます。よく見られる哺乳類には、ロッジ周辺に生息する灰色のギツネ (特に夜間) や、近くの乾燥した森林に点在するタイラなどがあります。