サンティアゴ アポストルの小聖堂

ナタの一番の見どころは、16 世紀に建てられたこの大聖堂です。アメリカ大陸で建てられ、現在も使用されている教会の中では最古のものだと考えられています。6 つの脇の祭壇や見事な説教壇など、教会内の木彫りはすべて先住民の職人が手がけました。メインの祭壇の左側にある聖母マリアに捧げられた祭壇をよく見ると、2 本の柱に彫られた果物、葉、羽毛の生えた蛇に、この文化の影響が見て取れます。この祭壇の後ろには、地下室の入り口があります。

身廊の柱はメドラー、鐘楼の天井はボカス デル トロ州産の堅材で覆われ、天井は松と杉で取り替えられています。鐘楼の鐘 4 つは 20 世紀のものです。金で作られたオリジナルの鐘は何年も前に盗まれました。入口の左側には 18 世紀の石造りの洗礼盤があります。

エクアドルの芸術家ホセ・サマニエゴは、1758年に祭壇の右側にある聖三位一体の絵を制作しました。この絵は、通常の父、子、聖霊ではなく、キリストのような3人の別々だが同等の人物を描いているため、長年一般公開されていませんでした。これはローマカトリックの教義に大きく反するものです。1995年の修復中に、絵の下の床下から3体の骸骨が発見されました。その正体は謎のままです。