外から見ると、高地のチベット寺院から切り出されたように見えますが、内部はクエンカの有名なぶら下がっている家(宙吊りの家)は、中央スペインの最高の抽象芸術の一部を展示する、風通しの良いすっきりとしたラインのギャラリー群に変わりました。ここでのハイライトは、フェルナンド・ゾベル(美術館の創設者)の優美なキャンバス、バスクの三大巨匠(ホルヘ・オテイザ、エドゥアルド・チリーダ、ネストル・バステレチェア)による瞑想的な作品、そしてカタルーニャの重鎮アントニ・タピエスの極限まで削ぎ落とされた作品です。
ラ・マンチャの平原の色鮮やかな模様を忠実に捉えたエウゼビオ・センペレの素晴らしいグアッシュの風景画や、ブリジット・バルドーとフェリペ2世のアントニオ・サウラの情熱的な肖像画も見逃せません。