小さなグアティサのすぐ北にある古い採石場に建てられたジャルディン デ カクタスは、マンリケのお気に入りの個人作品と言われています。1991 年にオープンしたこの庭園は、彼の最後の偉大なプロジェクトでもありました。植物園というよりも巨大な芸術作品のような雰囲気で、美しい段々になった斜面には、世界中 (メキシコからマダガスカルまで!) から集められた約 1,500 種類のラベル付きサボテンが植えられています。敷地内のスタイリッシュなバー レストランでは、ランサローテのワインとタパス (4 ~ 6 ユーロ) を提供しています。
庭園がグアティサとマラの間に位置しているのは偶然ではありません。島のあちこちでサボテンが見られますが、ここではかつてサボテンが経済の支柱でした。コチニール虫は特にウチワサボテンに寄ってきます。19 世紀後半まで、コチニール虫は収穫されて乾燥され、鮮やかな赤色の染料を作るために使用されていました。合成染料の出現によりコチニール虫は人気がなくなりましたが、地元の頑強な農家の中には今でもコチニール虫で生計を立てている人がおり、この地域のいたるところでサボテンが豊富にあることに気づくでしょう。