カルヴァリ(カルバリー)と呼ばれるのも無理はありません。巡礼者の中にはひざまずいて行う人もいますが、町の中心部から美しい18世紀の丘の上の礼拝堂まで、糸杉の並木が並ぶ365段の階段を上るだけでも、カルバリー教会シンプルで質素、そして静かな内装のこの階段は、苦行には十分です。ここは天国への階段ではないかもしれませんが、街のモザイク模様のテラコッタ屋根と教会の尖塔、そしてその向こうのトラムンタナ川を見下ろす、魂を揺さぶる景色を堪能できます。
教会の隣の頂上には小さなカフェがあり、階段の頂上では小銭を稼ぐためにギターを弾いている人が見つかるかもしれません。