刃物と鵜飼の町、岐阜県関市のおすすめ観光スポット15選!
関市は、岐阜県の中部に位置し、岐阜市の隣にあります。日本の人口重心が集中しており、日本全体の中心地域となっています。市の人口は約9万人(2016年6月推計)。長良川、牟岐川、板取川などの一級河川や滝波山、左門岳などの山々に恵まれた豊かな自然に恵まれています。
関市には長良川の鵜飼や700年の歴史を誇る刀鍛冶の技術など、伝統の技が息づいています。今回は関市の魅力が詰まった観光スポットをご紹介します。ゆったりと旅を楽しめる癒しのスポットがたくさんあります。これがお役に立てば幸いです。
1. 関の美しい刃物を間近で見る – 関伝統刀鍛冶博物館
関市を代表する伝統的な刀鍛冶の技術を紹介する施設。鎌倉時代から伝わる刀鍛冶の技術を体感できます。
1階では日本刀や刀鍛冶の歴史資料の展示、刀鍛冶や刀匠による実演、映像上映などを行っています。 2階には現代の刃物の展示やカスタムナイフメーカーのコレクション、パソコンを使ったクイズコーナーなどがあります。鍛冶場や実演場もあり、「刃物まつり」や刃物の日の「刃物記念式典」などの一大イベントが開催される。
刃物祭りは、毎年10月の「保健体育の日」前の土日の2日間開催されます。春日神社や本町通りなど関市全域で開催されます。フェスティバル期間中、博物館では刀の鍛造と研磨の実演や新作刀の展示が開催され、近年では20万人近くの来場者が訪れています。
11月8日は、11(イ)と8(ハ、刃の意味)の語呂合わせから、関市が「刃物の日」と定めています。この日、博物館の敷地内にある刃物塚では、使い古された刃物を讃える追悼式が行われます。
関市の豊かな伝統を感じながら刀剣展示を楽しめる博物館で、通年公開されています。海外旅行者にもとてもおすすめです。
名称:関伝統刀鍛冶博物館
住所:岐阜県関市南春日町9-1
公式サイト:https://www.city.seki.lg.jp/kanko/0000001558.html
2.関市から高品質な刃物を手に入れよう! – ぎふ刃物館
関伝統刀鍛冶博物館と合わせてチェックしておきたいのが、「岐阜刃物館」です。博物館と同じく関市の名刃物を展示・販売する施設です。市内の観光スポットを紹介するビデオコーナーもある。
美術館から徒歩4分のところにあるので、両方合わせて訪れるのがおすすめです。 1階には刃物の直売所、研ぎ工房、カフェが併設されています。数多くの刃物が展示されているほか、2階には優秀刃物展や岐阜県刃物意匠協会があり、刃物産業の最新技術を紹介しています。
1階の直売所には包丁、カッターナイフ、模造刀、彫刻刀など2,000点以上の商品が並びます。メーカー直販なので高品質な刃物をリーズナブルな価格でご購入いただけます。
研ぎ工房では自分で刃研ぎを体験できます。有料の研ぎサービスもあり、体験アクティビティとしても人気です。研ぎ体験は予約が必要となりますのでご了承ください。
名称:岐阜刃物館
Address: 4-6 Heiwa-dori, Seki City, Gifu Prefecture
公式サイト:https://seki-japan.com/
3. 関円空美術館で円空の生涯を感じる

関円空美術館は、江戸時代初期の僧侶であり彫刻家である円空を記念する美術館です。円空が制作した木造仏像「円空仏」を中心に展示しています。
円空は関市と関わりの深い歴史上の人物として知られています。江戸時代の修験者で、晩年は関市で過ごしました。生涯に12万体の仏像を彫ったと言われています。現在、彼の彫像は 5,300 体以上発見されており、「円空仏」として知られる彼の作品は、その独特のスタイルで知られています。
円空の晩年の作品の多くは岐阜県全域で発見され、この地域だけで 1,000 点以上の作品が発見されています。関円空美術館には、これらの像のうち30体が展示されています。
博物館は管理棟と展示棟の2つの主要な建物から構成されています。管理棟では、円空に関するワークショップやビデオ紹介、円空や弥勒寺跡に関する書籍を揃えたライブラリーコーナーなどを開催し、円空についての知識を深めていただけます。
Name: Seki Enku Museum
住所:岐阜県関市池尻185
公式サイト:https://www.city.seki.lg.jp/0000001466.html
4. 刃神の神社 関春日神社
岐阜県の伝統工芸の一つである刀鍛冶の守護神を祀る神社。例大祭では、境内の能舞台で古典能『童子夜行』が奉納されます。重要文化財として数多くの能装束が保存されています。
コレクションには、国の重要文化財に指定されている能装束63点と能面53点が含まれています。 16世紀の能装束や能面がこれほど大量に所蔵されているのは珍しく、日本の芸能史上貴重な資料となっている。
鎌倉時代に大和国から刀鍛冶が移住し、春日大社の分霊を祀ったのが始まり。普段は静かで平和な場所ですが、毎年開催されるブレイド フェスティバルの期間中は特別に一般公開されます。秋には境内の美しい紅葉も楽しめます。
近くには、岐阜県刃物会館や関伝統刀鍛冶博物館があり、刃物まつりの時期の散策に最適なエリアです。
Name: Seki Kasuga Shrine
住所:岐阜県関市南春日町1
公式サイト:https://www.seki-kasuga.com/
5.「鵜の家あだち」で鵜飼を間近に体験~美味しい鮎も堪能!
観光の後は関市のグルメを満喫してみてはいかがでしょうか?関市では長良川で獲れた天然アユを味わうことができます。岐阜県の長良川では今も鵜飼が行われており、熟練した鵜飼漁師とその鳥たちの仕事ぶりを見ることができます。
鵜の家あだちでは、鵜飼を間近で体験し、鵜飼師と鵜の生活を垣間見ることができます。天然鮎料理専門の宿泊旅館でもあります。天然鮎のフルコースで独特の旨味をご堪能ください。鵜の家あだちの鵜飼師は宮内庁認定の18代目鵜飼師であり、迫力ある鵜飼体験が可能です。
関鵜飼は長良川鵜飼に比べ街明かりの影響を受けにくいため、船の灯篭がより美しく輝きます。また、ボートはアクションに非常に近づくため、釣りの素晴らしい景色を眺めることができます。鵜飼は夏から秋にかけて行われているため、残念ながら冬は見ることができません。
名前:安達うのいえ
住所:岐阜県関市尾瀬78
公式サイト:https://www.ccn2.aitai.ne.jp/~akane/
6. 家族連れにぴったり – ふるさとファーム美濃関
ふるさとファーム美濃関は、敷地面積6万坪(約19万8千平方メートル)の大型レジャー農園です。農園ではイチゴ、ブルーベリー、トマトなどさまざまな野菜や果物を栽培しています。ウサギ、ヤギ、羊などの動物も生息しており、触れ合いの機会も豊富で、お子様連れのご家族に最適です。
施設内は農園、BBQエリア、公園、店舗のエリアに分かれています。農場セクションでは、一年中季節の農産物を収穫したり購入したりできます。毎月第3日曜日には、旬の食材を販売する「農園まつり」を開催。
1月から5月はイチゴ狩り、6月はブルーベリー狩りなど、季節に応じたフルーツ狩り体験も楽しめます。園内には野菜直売所や食品加工施設、採れたて野菜の調理や季節の野菜の調理法を学べる食体験コーナーも併設されています。お子様の食育にも最適で、ご家族で楽しく学習できます。
Name: Furusato Farm Mino Seki
住所:岐阜県関市大杉567-10
公式サイト:https://minoseki.co.jp/
7. スタイリッシュな和モダンの宿 隠れ湯の宿 湯元 杉島
観光やグルメを楽しんだ後は、素敵な宿泊先選びが大切です。おすすめの宿泊施設は「秘湯の宿 湯元 杉島」です。築150年の豪農の邸宅を改装した和モダンな雰囲気の宿。
頑丈な柱と梁が印象的な建物は、レトロでありながら高級感を醸し出しています。一部の客室には囲炉裏があり、温かく懐かしい雰囲気が漂います。最上級の土蔵の間は専用露天風呂付き。
温泉は弱アルカリ性単純泉で、肩こりや関節痛、アトピー性皮膚炎などに効果があると知られています。美肌効果があることから「美肌の湯」とも呼ばれています。大浴場には源泉かけ流しの「ぬる湯」と単純に加温した「熱湯」の2つの浴槽があり、天然温泉を満喫できます。
竹林の先には宿泊者専用の貸切露天風呂もあります。板取川沿いの四季の移ろいを楽しみながら温泉に浸かることができます。
日帰り入浴も可能で、事前予約すれば貸切露天風呂も利用できます。お食事は、春は山菜料理、夏は鮎などの川魚料理、秋はきのこ料理、冬は猪鍋と、旬の食材を使用しております。
Name: Hidden Hot Spring Inn Yumoto Sugishima
住所:岐阜県関市板取4838
公式サイト:https://www.すぎしま.com/index.html
8. 伝説から生まれた不思議な木 なましぎ
もともとこの奇妙な木には名前がなかったため、「名も無き木」と呼ばれるようになりました。
この木に関する地元の伝説があります。江戸時代中期、現在の関市はひどい日照りに見舞われました。庶民は減税を嘆願したが、その訴えは繰り返し無視された。当時、大滝金右衛門という名主が、代官に直談判して飢えた農民を助けるために奔走しました。残念ながら彼の努力は拒否され、最終的に大滝錦右衛門は奉行を殺害しました。
その結果、大滝錦右衛門は磔刑に処されました。彼の死後、村人たちは彼の遺体を現在の生しぎの場所に埋葬した。興味深いことに、その場所から珍しい木が芽を出しました。誰もその木の名前を知らなかったので、生し木と呼ばれるようになりました。
大滝錦右衛門の御神木としても知られ、地元で大切にされています。
名前:なましぎ
住所:岐阜県関市西本郷生指木
公式サイト:https://www.pref.gifu.lg.jp/page/4963.html
9. 自然の中でリフレッシュ&美肌「板取川温泉 バーデハウス」
板取川沿いに位置し、自然の中でくつろげる日帰り温泉。静かな環境と露天風呂は静けさと開放感を与えてくれます。
泉質の良さで知られる温泉です。浸すだけでお肌がツルツル・ツルツルになります。弱アルカリ性の泉質で、神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、疲労回復、健康増進などに効果があるといわれています。
岐阜の名湯「下呂温泉」とよく比較されますが、さらに滑りが良く、しっとりとした感触が特徴です。湯上がりには施設内の「株山亭」で地元食材を使った手打ちそばや山菜料理などのお食事もお楽しみいただけます。
名称:板取川温泉浴場
住所:岐阜県関市板取4175-9
公式サイト:https://www.itadrikawa-onsen.com/
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10.「板取川洞戸観光やな」で美味しい鮎と川遊びを満喫
板取川沿いに残る唯一の「ヤナ」釣り場。 「ヤナ」とは、川を下流に遡るアユを捕る伝統的な漁法です。川の中に人工の小さな滝が作られ、通過する魚を捕まえることができます。
ヤナ釣りの成功は川の状況に大きく左右されます。時には大漁になることもあれば、構造物が流されてしまうこともあります。昔はヤナの上に立って直接魚を捕っていました。
現在、洞戸観光ヤナはレジャー施設として整備され、毎年8月1日から一般公開されています。ヤナの上に立って魚のつかみ取り体験もできます。
施設内では、清流板取川で獲れた高級鮎を自分で焼きたての最高の味わいでお楽しみいただけます。
Name: Itadorigawa Horado Kanko Yana
住所:岐阜県関市洞戸大坂1712
公式サイト:https://horado-yana.com/index.php
11. 見事な桜のトンネル「寺尾ヶ原千本桜公園」
岐阜の桜は4月上旬から中旬に開花します。春の必見スポットは、寺尾ヶ原千本桜公園です。この公園には、寺尾峠から寺尾地区までの岐阜県道 59 号線沿いに約 2 km 続く巨大な桜のトンネルがあります。
約2,000本の桜が植えられ、繁忙期には提灯や屋台が並び賑わいます。 「飛騨・美濃さくら名所33選」にも選ばれています。夜には木々が美しくライトアップされ、幻想的な雰囲気を醸し出します。
Name: Teraogahara Senbonzakura Park
住所:岐阜県関市武芸川町谷口寺尾
公式サイト:https://www.kankou-gifu.jp/spot/detail_1181.html
12. 織田信長ゆかりの地「武芸八幡神社」

武芸八幡神社は、織田信長が築城した岐阜城の鬼門の方角にあります。信長と信孝に至るまでの一族が城を悪霊から守るためにこの神社を崇敬したと言われています。
境内には、信長自らが建立した岐阜県重要文化財「志多葉表(したばひょう)」が建立されています。
毎年4月中旬には、和紙や竹で作った桜の飾りをつけた4頭の馬が境内を駆け抜ける恒例の「花馬祭り」が開催されます。人々は競って馬の背中から花を奪い取ります。
花を持ち帰って屋根に飾ると、雷から家を守り、幸運をもたらすと信じられています。当初は山車や神輿が使われていましたが、江戸時代には馬が使われるようになりました。
名称:武芸八幡神社
Address: Hachiman, Mugegawa-cho, Seki City, Gifu Prefecture
公式サイト:https://sekikanko.jp/spot_post/362
13. 歴史の関所で一息つく「濃州関所茶屋」
濃州関所茶屋は、関市の名の由来となった歴史ある関所をモチーフにした休憩所です。入口には高さ4メートルの屋根のない「かぶき門」があります。そこを抜けると、昔の関所のような建物が見えてきます。
館内には関市の観光情報を紹介する大型ビジョンや地元産品を販売する専門店があります。施設内には「円空仏像彫刻」や「うちわづくり」体験ができるイベントスペースも併設。
郷土料理店「ふいご」では、「茶屋セット」や「ケーキセット」などのモーニングセットを各500円で提供しています(2016年11月現在)。
ランチには、イノシシやシカなどのジビエ(ジビエ)、奥美濃地鶏を使った「けいちゃん」、地元産の里芋を使った「円空たろ芋とろろステーキ」などを提供する。ランチセットはすべて季節のおかず・ご飯・スープが付いており、ご飯はおかわり自由です。価格は「猪鹿ちゃん」が1,200円、「けいちゃん」「たろ芋とろろステーキ」が各1,000円(価格はすべて税込、2016年11月現在)。
濃州関所茶屋は関刃物伝承館に隣接しており、観光の疲れを癒すのに最適な場所です。
名称:濃州関所茶屋
住所:岐阜県関市南春日町9-1
公式・関連サイト:https://www.city.seki.lg.jp/kanko/0000001544.html
14. 絶景露天風呂で寛ぐ「神の神温泉ほほえみの湯」
2022年4月7日にリニューアルオープンした「かみのかみ温泉 ほほえみの湯」は、津保川と周囲の田園風景を望む高台に位置します。広々とした露天風呂と美しく手入れされた日本庭園が自慢です。天然温泉は希釈せずに掛け流しで、木造りの内湯には高野槙の浴槽が設置されています。お風呂は男女別となっております。
ジェットバスもあり、極上のリラクゼーションをお楽しみいただけます。弱アルカリ性の良質な温泉はお肌がツルツルになり、美容効果もあります。透明度の高いお湯はほんのりぬるめで、長時間浸かっていても快適です。神経痛、筋肉痛、冷え性などに効果があることが知られています。
露天風呂を囲む低い木柵が丘の上の景色を引き立て、景色を楽しめます。季節ごとに異なる雰囲気を楽しめるので、いつ訪れても価値があります。
レストランでは、さっぱりとした「ゆず風味の唐揚げ」や「関鮎丼」などの郷土料理を提供しています。地元の食材を使ったゆずジュースやゆずゼリーもお土産として人気です。
Name: Kaminokami Onsen Hohoemi no Yu
住所:岐阜県関市上ノ神477
公式・関連サイト:https://hohoemi.ma-go.co.jp/

「ルステン」とはドイツ語で「休息」「自然に囲まれた安らぎの場所」を意味します。
洞戸はキウイフルーツが有名で、道の駅のモニュメントのデザインにもなっています。近くにはモネの池など板取川沿いの観光スポットが点在しており、散策の拠点として最適です。お土産コーナーでは、洞戸地区で作られた「キウイせんべい」や「キウイワイン」、「洞戸味噌」などの特産品を販売しています。
リフレッシュタイムにぴったりのキウイシャーベットもございます。金魚、カブトムシ、手作り石鹸、かごなども販売されています。
インフォメーション センターには 80 インチのスクリーンがあり、観光資料やリアルタイムの交通情報や観光情報が表示されます。 12月には約2万個のLEDライトが辺りを照らし、美しい冬を演出します。
Name: Michi-no-Eki Lusten Horado
住所:岐阜県関市洞戸菅谷545
公式・関連サイト:https://www.kankou-gifu.jp/spot/detail_1183.html
◎刃物と鵜飼のまち 岐阜県関市の概要
今回は、美しい伝統や郷土料理を体験できる、岐阜県関市の観光スポットを15ヶ所ご紹介しました。日常の中で忘れがちな日本の伝統文化をぜひご堪能ください。
天然鮎を味わい、刀鍛冶の伝統技術に触れ、天然温泉でくつろぐ、関市ならではの旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?
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