日本のオリーブ栽培発祥の地、小豆島を満喫できるスポット6選

Elmo

小説『二十四の瞳』の舞台として広く知られる小豆島は、瀬戸内海に浮かぶ自然豊かな島です。小豆島では、佃煮やそうめん、醤油など、香川県を代表する特産品の生産が盛んです。日本で初めて栽培に成功したオリーブの生産量も日本一を誇ります。今回は、2006年に誕生した小豆島町に焦点を当て、その魅力の数々をご紹介します。

1. 寒霞渓

小豆島の紅葉の名所「寒霞渓」は日本三大峡谷のひとつ。約1,300万年前の火山活動によって形成された奇岩群が、穏やかな瀬戸内海とは別世界のような荒々しく雄大な景観を作り出しています。

一番人気の季節は紅葉の秋ですが、色とりどりの花が咲く春、新緑の夏、雪景色の冬もおすすめです。一年を通して様々な表情を見せる寒霞渓は、リピーターも多く訪れます。山頂から望む瀬戸内海の眺めも格別です。

頂上へのロープウェイは通年運行しており、自転車とペットの同伴が可能です。乗って登ったり、ハイキングして下りたりして、よりアクティブな体験をすることができます。天候によっては運休する場合もあるので、事前に公式サイトで確認するのが良いでしょう。

名前:寒霞渓

Address: 168 Kamigakidori Otsu, Shodoshima Town, Shozu District, Kagawa Prefecture

公式サイト:https://www.kankakei.co.jp/

2. 二十四の瞳映画村

二度映画化された『二十四の瞳』は、小豆島生まれの作家・坪井栄の代表作。二十四の瞳映画村は、映画撮影で使用されたセットを改修して作られた施設です。昭和初期の面影を残すノスタルジックな村には、実際の映画のセットだけでなく、映画にちなんだ見どころも数多くあります。

ギャラリー松竹座では、1954 年のオリジナル映画が 1 日 3 回上映されており、この名作を鑑賞する絶好のチャンスです。坪井栄文学館には作家の原稿や私物が展示されており、東京にあった彼女の自宅の再現では当時の彼女の生活を垣間見ることができます。

パワースポットとして知られる二十四目天満宮や、懐かしい給食を提供するカフェなども見どころです。お子様からご年配の方まで、幅広い年齢層の方にお楽しみいただけます。

名称:二十四の瞳映画村

住所:香川県小豆郡小豆島町田ノ浦甲931

公式サイト:https://24hitomi.or.jp/

3. 小豆島オリーブ公園

新緑の丘に建つ白い風車と紺碧の瀬戸内海は、まるで異国に来たかのような見事なコントラストを誇っています。小豆島オリーブ公園は、島のシンボルである海とオリーブを満喫できる人気スポットです。

キャンプ、温泉、食事、ショッピング、アクティビティ、観光が楽しめる公園です。施設内には、オリーブ栽培の歴史を紹介する博物館やオリーブ搾油施設の見学エリア、世界各国のオリーブの木が並ぶ散策路などがあります。

小豆島オリーブ公園は、2014年に実写映画化された「魔女の宅急便」のロケ地としても使われました。映画の舞台となったショップセットは、実際のグッズ販売店として営業しており、ハーブティーを楽しんだり、魅力的なアクセサリーを購入したりすることができます。ジブリファンには見逃せないでしょう。

以下も参照してください。自然と温泉を満喫!大阪府能勢町を満喫できるおすすめ観光スポット17選

名称:小豆島オリーブ公園

Address: 1941-1 Nishimura Ko, Shodoshima Town, Shozu District, Kagawa Prefecture

公式サイト:https://www.olive-pk.jp/

4. 湯舟の水と中山千枚田の棚田

標高400メートルの湯船山から湧き出る湯船水は、小豆島の誇りです。この水は用水路を通って村に流れ込み、生活用水として利用され、700枚以上の棚田が広がる中山千枚田を潤します。湯船の水で育ったお米は特に美味しいと言われています。

小豆島は降水量が少ないことで知られていますが、湯船用水は1日400トンもの湧水量を誇り、中山地域は毎年豊作に恵まれています。段々畑は日本独特の息を呑むような田園風景を作り出しており、初夏の鮮やかな緑や秋の黄金色の景色は忘れられないものです。

名称:湯船の水・中山千枚田の棚田

住所:香川県小豆郡小豆島町中山

5. マルキン醤油資料館

そうめんやオリーブと並ぶ小豆島の名産品である醤油は、日本料理に欠かせない食材です。マルキン醤油資料館は、1907年創業の老舗醤油メーカー「マルキン醤油株式会社」の旧工場を利用した施設です。

しょうゆの歴史や製造について展示を通じて学べるほか、圧搾工場や醸造蔵の見学、生しょうゆソフトクリームなどのユニークなグルメも味わえます。珍しい醤油や調味料も豊富に取り揃えており、お土産に最適です。 100年以上の歴史を持つ建物自体が登録有形文化財に登録されています。

名称:マルキン醤油資料館

Address: 1850 Noma Ko, Shodoshima Town, Shozu District, Kagawa Prefecture

公式サイト:https://moritakk.com/know_enjoy/shoyukan/

二十四の瞳映画村の復元セットとは異なり、岬分校はかつて小豆島で使われていた実際の校舎です。 1902 年から約 70 年間愛されてきたこの建物には、当時の黒板や机、オルガン、学生の作品などが今も残されています。

映画村からはわずか 700 メートルほどの距離にあるので、両方訪れることをお勧めします。映画村で事前にストーリーを知っておくと、分校探索がさらに楽しくなります。

名称:岬分校

住所:香川県小豆郡小豆島町田ノ浦977-1

公式サイト:https://24hitomi.or.jp/eigamura/bunkyoujyou.html

◎まとめ

今回は小豆島町の観光を中心に紹介しましたが、島内にはエンジェルロードや巨瀬石鎚神社、土渕海峡など名所も満載です。レンタカーやレンタル自転車も充実しており、瀬戸内海の絶景を楽しみながら島内を隅々まで巡ることができます。