ラパスの宗教的建造物としては比較的最近に建てられたものですが、1835 年に建てられたこの大聖堂は、急峻な丘の斜面に建てられているという点が大きな魅力です。正面玄関は、ポトシ通りの土台部分より 12 メートル高くなっています。高いドーム、巨大な柱、厚い石壁、高い天井など、大聖堂の巨大さは圧倒的ですが、祭壇は比較的シンプルです。
内部の主な見どころは、豊富なステンドグラスです。祭壇の後ろの窓には、ボリビアの政治家たちが天国の崇拝者たちの群れから祝福を受けている様子が描かれています。
大聖堂の横には大統領官邸、向かいのムリーリョ広場には、グアルベルト・ビジャロエル大統領の胸像が立っています。1946 年、ビジャロエル大統領は自警団によって宮殿から追い出され、広場の街灯柱に吊るされました。興味深いことに、この広場の名前の由来となったペドロ・ドミンゴ・ムリーリョも、1810 年にここで同様の運命をたどっています。