サンタ マリア アスンタ大聖堂

聖母被昇天大聖堂の見事なモザイク画には、人生の選択がはっきりと表現されています。聖人たちや至福の聖母子像に囲まれて黄金の来世を待ち望むか、それとも彼らに背を向けて、失われた魂を喜ぶ悪魔の怒りに立ち向かうか、最後の審判7 世紀から存在するこの旧大聖堂は、ラグーン最古のビザンチン・ロマネスク様式の建造物です。

控えめなレンガ造りの外観からは、中に入ると広がる色彩豊かな光景がまったく伝わってきません。モザイクの中で最も古いのは、12 世紀に遡る聖母子像で、東の後陣の使徒の上に立ち、トルチェッロのポピー畑に立っています。聖母子像の右側には、豪華に装飾された別の礼拝堂があり、ユリ (純潔を表す)、小麦とブドウ (聖餐のパンとワインを表す)、ポピー (トルチェッロ島の風景を思い起こさせる) などの象徴的な植物が豪華に描かれ、キリストの両脇に天使 2 人と聖アウグスティヌス、聖アンブロジウス、聖マルティン、聖グレゴリーが描かれています。

聖人たちは金色のイコノスタスの上に並んでいますが、その重厚さは、孔雀、ウサギ、その他の空想的な動物でいっぱいのビザンチン様式のスクリーンによって抑えられています。多色の大理石の床は、永遠の命を象徴する渦巻き模様と連動した車輪を備えた、もうひとつの中世の傑作です。

オーディオガイド(2ドル)も利用可能で、鐘楼(?5) 沼地の島々を見渡す天国のような眺めは、ヴェネツィア自体がかつてどのような様子だったかを垣間見させてくれます。