ヴィソキ デチャニ修道院

14 世紀初頭にセルビア王ステファン・デチャンスキによって建てられたこの修道院は、山々の麓の美しい場所にあり、松や栗の木々に囲まれています。この環境が魅力的だと思うなら、教会の木製の扉を開けて、内部の宝物を初めて目にした瞬間、驚嘆することでしょう。床から天井まで聖書の壁画が描かれており、まるで巨大な中世の絵の具箱に足を踏み入れたかのようです。ヨーロッパでこれほど美しい教会はそうそうないでしょう。

ヴィソキ・デチャニ修道院は、牧歌的な環境と内部の美しさにもかかわらず、人間性の最悪の側面も表しています。セルビア人を追い出そうとするアルバニア系住民の攻撃により、修道院と、地元コミュニティから完全に隔離されてここで暮らす 25 人の修道士は、KFOR 軍によって 24 時間警備されています。修道院への田舎道には監視塔と検問所が至る所にあり、修道院の周囲には防御用の戦車も数台あります。修道院に入るには、入り口ゲートの兵士にパスポートまたは身分証明書を預ける必要があります。修道院内での写真撮影は禁止されています (外観の撮影は許可されています)。また、軍隊のこっそりとした写真を撮ろうとしないでください。銃には弾が込められています!

デチャニ郊外、ペヤ(ペッチ)の南 15 km にあります。ペヤからデチャニ行きのバス(1 ユーロ、30 分、15 分間隔)がジャコヴァ行きに運行しています。バス停から修道院までは 1 km の快適な散歩道です。ペヤから来る場合は、町の中心にあるロータリーから 2 番目の出口を出てください。