この巨大な礼拝堂(カスティーリャで最大級の礼拝堂の一つ)の地味な外観は、内部の並外れた豊かさを隠しており、「ラ・ベラ・デスコノシーダ」(知られざる美)として広く知られています。司教の門(司教の扉)はファサードのハイライトです。中に入ると、エル サグラリオ チャペル: 天井まで届く祭壇画には、キリストの物語が何十枚もの美しいパネルで描かれています。聖歌隊席の後ろにある石のスクリーンには、ジル・ド・シロエ作とされる浅浮彫の傑作が飾られています。
後方聖歌隊席からはプラテレスク様式の階段が続き、地下室は、元々の西ゴート教会の名残を巧みに改造したもので、そのシンプルさがメインの聖域の豪華さと対照をなしています。階段の近くにはオークの木があります。説教壇フアン・デ・オルティスによる福音書記者の繊細な彫刻が施されています。
添付のハイライト大聖堂博物館エル グレコの絵画や、フランドルの美しいタペストリーなど、さまざまな傑作が展示されています。16 世紀のドイツ人画家、ルーカス クラナッハ (父) による気まぐれなトリック ペインティングも見逃せません。正面から見ると、ダリより 400 年ほど前の超現実的な夢の風景のように見えますが、横から見ると、その真の姿、つまり皇帝カルロス 5 世の肖像画が明らかになります。