緑豊かな公園に囲まれたこの低い砦は、シェイク・ザイード1世(1836~1909年)の夏の離宮として1890年代に建設され、1950年代にイギリス人によって拡張されました。中庭の左端にある四角い砦と、その向かいにあるウェディングケーキのような段のある塔がオリジナルの部分です。2016年には、世界最高の土造建築物として名誉あるテラ賞を受賞しました。
ここでのハイライトは、砦の西翼にある、イギリスの探検家サー・ウィルフレッド・セシガーが1940年代にルブ・アル・ハリ(空の四分の一)を何度も横断した際に撮影した写真の素晴らしい展示です。セシガーと旅の仲間だったベドウィンのインタビューを交えた、アラビア半島探検に関する興味深いドキュメンタリーも見ることができます。敷地の東翼には、観光センターフレンドリーなスタッフが、町の地図とパンフレットを無料で提供してくれます。