風情ある小江戸を楽しむ、川越・倉庫街の定番観光スポット10選
埼玉県の南西部に位置する川越は、江戸時代に川越藩の城下町として栄えました。現在では、歴史的建造物や活気に満ちた祭りがたくさんある有名な観光地です。戦火や関東大震災を免れた歴史的建造物が数多く保存されていることから、「小江戸川越」とも呼ばれ親しまれています。川越は東京から電車で1時間以内とアクセスが良く、日帰り旅行に最適なスポットです。今回は、川越で絶対に外せない観光スポット10選をご紹介します。
1.時の鐘
川越の観光街の中心にひっそりと佇むのが、シンボル「時の鐘」です。城下町の頃から時を告げる鐘楼。川越のシンボルであり、川越市の有形文化財に指定されています。
約400年前、当時の川越藩主酒井忠勝によって最初に建てられましたが、火災により何度も再建されました。現在の建物は明治26年の川越大火後に再建されたものです。
木造3階建てで高さは16メートル。現在は機械式で、午前6時、正午、午後3時、午後6時の1日4回チャイムが鳴り、199年には「日本の音風景100選」に選ばれています。
Name: Toki no Kane
住所:埼玉県川越市幸町15-7
公式サイト:https://www.koedo.or.jp/miru-asobu/99/
2. Kawagoe Hikawa Shrine

時の鐘から北へ10分ほど歩いたところに「川越氷川神社」があります。約1500年前の古墳時代に創建されたとされ、大宮氷川神社の分社とされています。
社殿には精緻な彫刻が施されており、1956年に埼玉県の文化財に指定されました。
夫婦の神様を祀っていることで知られ、夫婦円満や縁結びの神社として有名です。境内にある小さな石を拾うと恋愛に幸運が訪れるという言い伝えがあります。特に人気があるのは、神職が奉納してくれるお守り「縁むすび玉」。
夏には、約2,000個の江戸風鈴が神社を彩る「縁むすび風鈴」が開催され、夜にはライトアップされ、川越の夏の風物詩となります。
2月のランドセル祝福式や8月の薪能など、季節のイベントも豊富です。
Name: Kawagoe Hikawa Shrine
住所:埼玉県川越市宮下町2-11-3
公式サイト:https://www.kawagoehikawa.jp/
3. Kawagoe Ichibangai (Main Street)

時の鐘の近くには、川越観光の中心ともいえる「川越一番街」があります。ここには、江戸時代に発達した伝統的な耐火倉庫「蔵造り」が並ぶ街並みがあります。それぞれの建物は一見の価値があるユニークな建築を特徴としています。
1999年に重要伝統的建造物群保存地区に指定され、2007年に「美しい日本の歴史的景観100選」に選定されました。
最も古いのは寛政4年(1792年)に建てられた大沢邸で、元々は呉服店でした。 1893年の川越大火でも焼け残り、現在は国の重要文化財に指定されています。
一番街にはグルメレストラン、カフェ、土産物店、ブティックなどのショップが並んでいます。川越の散策や軽食を楽しむのに最適なスポットです。
Name: Kawagoe Ichibangai
住所:埼玉県川越市市街地
公式サイト:https://kuradukuri.com/
4. 喜多院

時の鐘から南東へ徒歩約 15 分のところに喜多院があります。喜多院は 830 年に慈覚大師によって創建された天台宗の古刹です。正式名称は「星山無量寿寺喜多院」で、「川越大師」の愛称で親しまれています。
寺院の大部分は 1638 年の火災で焼失しましたが、後に徳川家光や春日局ゆかりの部屋を含む江戸城から移築された建造物で再建されました。多くの建物が重要文化財に指定されています。
風光明媚な境内は一年中美しく、特に秋の紅葉は美しいです。また、さまざまな表情をした個性豊かな石像500体を集めた「五百羅漢」も見どころです。
名前:喜多院
住所:埼玉県川越市小仙波町1-20-1
公式サイト:https://www.kawagoe.com/kitain/
5.菓子屋横丁

時の鐘から北西へ徒歩約3分のところにある「菓子屋横丁」は、石畳の路地に約20軒の老舗菓子店が軒を連ね、懐かしい雰囲気を醸し出しています。キャンディー、カルメ焼き(ハニカムトフィー)、せんべいなど、昔ながらのお菓子がいっぱいです。子供も大人も楽しめる楽しい体験です。
明治初期にこの地で菓子作りが始まり、関東大震災後は東京への菓子の主要供給地となった。最盛期には70以上の店舗があったそうです。
2001年には、懐かしい駄菓子の香りが漂うこの路地が、環境省によって「日本のかおり風景100選」に選定されました。川越に来たらぜひ訪れたいお店です。
Name: Kashiya Yokocho
住所:埼玉県川越市元町2丁目
公式サイト:https://www.koedo.or.jp/miru-asobu/115/
6. 川越まつり

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毎年10月の第3土曜日・日曜日に開催される、川越氷川神社の大祭「川越まつり」。 360年以上の歴史を誇る関東三大祭りの一つであり、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。 2016年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されました。
見どころは、江戸の盛大な「天下祭り」をイメージした山車行列です。豪華な山車が蔵造りの街並みを練り歩きます。 「引かわせ」と呼ばれるドラマチックな山車の「対決」は、特に祭りが最高潮に達する夜にスリル満点です。
名称:川越まつり
住所:埼玉県川越市市街地
公式サイト:https://www.kawagoematsuri.jp/index.html
7. 大正ロマン夢通り
時の鐘から南に徒歩 6 分のところにある「大正ロマン夢通り」は、石畳が敷き詰められ、大正時代を彷彿とさせる洋館やビンテージの看板が立ち並ぶ魅力的な 200 メートルの通りです。北口には壮大なドーリア式の柱廊が特徴的な川越商工会議所(旧武州銀行川越支店)があります。
大正から昭和初期にかけては県内一の繁華街として栄え、現在は厳選された土産品や特産品を販売する店が軒を連ねています。
ドラマやCMのロケ地としても使われており、ゆっくり歴史散策にぴったりです。
Name: Taisho Roman Yume-dori
住所:埼玉県川越市市街地
公式サイト:https://www.koedo.com/
8. Koedo Kawagoe Spring Festival
3月下旬から5月上旬にかけて開催される「小江戸川越春まつり」で春を祝いましょう。川越に春の訪れを告げるにぎやかなイベントが続きます。
期間中は市内各地で新河岸川下りや縁日、茶会などが楽しめます。初雁公園の梅、新河岸川沿いの桜、喜多院のしだれ桜など、特に夜のライトアップはフォトジェニックな観光スポットです。
訪れる前に必ず開花予想をチェックしてください!
名称:小江戸川越春まつり
Address: Renkeiji Temple, Ichibangai, Taisho Roman Yume-dori, Showa Street (Renjakucho to Nakacho intersection, Taimonzen Street), and more
公式サイト:https://www.city.kawagoe.saitama.jp/welcome/event/kanko12018031.html
9. Kawagoe Castle Honmaru Goten
1848年に当時の城主松平成恒によって築城された川越城本丸御殿は、1457年に築城された17棟、1025坪の壮大な城郭群の中で唯一現存する建造物で、埼玉県の指定文化財です。
現在は玄関ホール、大広間、復元された家臣執務室のみが残っています。館内には歴史的な調度品や旧本丸御殿の模型などが展示されています。松や竹林、雁などのどかな風景を描いた11枚の絵引き戸も保存されている。
Name: Kawagoe Castle Honmaru Goten
住所:埼玉県川越市曲輪町2-13-1
公式サイト:https://museum.city.kawagoe.saitama.jp/hommaru/
夏の夜を彩る「小江戸川越花火大会」は、川越の西側の安比奈水辺公園と東側の伊佐沼公園で交互に開催されます。
約5,000発の花火が打ち上げられます。お祝いのメッセージを読み上げて点火する「メッセージ花火」や、音楽をシンクロさせた花火など、ユニークな演出が満載です。
150以上の屋台も出店します。日中は川越を散策し、夜は花火を楽しむのが旅の締めくくりに最適です。
名称:小江戸川越花火大会
住所:安比奈水辺公園または伊佐沼公園(代替会場)
公式サイト:https://www.koedo.or.jp/event-info/
まとめ
川越の絶対に外せない観光スポット10選はいかがでしたか?江戸の魅力がよく残る街から多彩な祭りまで、家族連れ、カップル、友人グループなど、誰もが楽しめるものが川越にはあります。東京の中心部からすぐの距離にあり、思いつきの休暇に最適な場所です。
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