西暦 98 年、ローマ皇帝トラヤヌスは、この地に存在していた要塞を拡張しました。この要塞はバビロンと呼ばれ、ファラオ時代のこの地域の呼び名である Per-hapi-en-on (ナイル川の神の領地) が訛ったものと思われます。現在残っているのは、バビロンの西門の 2 つの円塔です。これらは川沿いの要塞の一部で、ナイル川はこれらのすぐそばまで流れていました。トラヤヌス皇帝はまた、この町を通ってナイル川と紅海を結んでいた運河を再開しました。
訪問者は南塔の周りを覗くことができ、そこでは発掘調査により、地上数メートル下の古代の埠頭の一部が発見されています。北塔の上にはギリシャ正教会の修道院と聖ジョージ教会があります。