クラシチン城

クラシチンにある後期ルネサンス様式の「城」は、どちらかというと荘厳な邸宅です。1592年から1618年にかけて、裕福なクラシツキ家のためにイタリア人建築家ガレアッツォ・アッピアーニが建てたもので、防御力よりも見栄えを重視したものです。白塗りの壁、小塔のある塔、広々としたアーケードのある中庭があり、写真映えする素晴らしい場所です。ポーランド語のツアーに参加して内部を見学することもできます (英語のツアーは5人以上のグループで150ズウォティで、前日までに予約する必要があります)。または、外にある美しい英国風の公園を散策するだけでもよいでしょう。

塔のデザインは、当時の社会秩序を意識的に反映したものです。塔は、神、教皇、王、貴族にちなんで(南東の角から時計回りに)名付けられました。神の塔(Baszta Boska)は、ドーム屋根の上に礼拝堂があります。王の塔(Baszta Królewska)は、円錐形の屋根と小さな小塔があり、長い髪で有名なラプンツェルの素敵な家になるでしょう。城壁の中庭側には、聖書の場面とポーランド貴族を描いたルネッサンス風のグラフィティ装飾があります。